家計簿はいつからつけるのが正解? 家計簿が続くコツはスタート設定にある
家計簿はいつからつける?
一般社団法人家計管理推進協会 家計簿インストラクターのおおきです。

家計簿を学ぶ講座(2級)
家計簿をつけようと思っても、ついつい切りのいい日からスタートしようと先延ばしにしてしまいがちですよね。
家計簿生活を始めようと思ったらすぐに始めるのが正解です。
特に、挫折組は意識してすぐに再開するといいでしょう。
◆家計簿の計算期間いつからいつまで?は、こちらでどうぞ。
目 次
今年こそ新年から家計簿をつけたい
年末に書店に並ぶ家計簿。
あれこれと選んで購入したものの……
来年こそは、家計簿をつけよう!と、決意をしたものの……
お正月スタートのはずの新家計簿生活は、いつのまにか挫折。
そういえば、家計簿のコトをすっかりと忘れてた。
なんてこと、ありませんか?
新年スタートの家計簿は挫折する
なにごとも新年から新しいスタートを気持ちよく切りたいと思うものです。
しかし、家計簿の新年スタートは挫折率が高まります。
お正月は忙しいし、支出も多く、使途不明金も増えます。
三元旦からさすがに支出を記入するのもためらわれ、落ち着いたら家計簿記入しようとスタートは保留になります。
そうこうしているうちに、すっかり記入がたまり億劫になり挫折。
このパターンは多いため、家計簿初心者のお正月スタートは、おすすめしていません。
いつから家計簿を始めるのが正解?
お正月スタートは挫折しやすいとなれば、家計簿を始めるとしたらいつがいいのでしょうか。
忙しい正月は挫折となれば、忙しくない時期にスタートするのがよさそうですね。
一年のうちで忙しくない時期。
そんな時期が一年の中にあるのでしょうか。
それが、家計簿初心者にとって家計簿を始める最適な時期は、ちゃんとあるのです。
それが9月です。
家計簿つけるなら保管場所も大事
9月スタートが家計簿を始めるには最適
なぜ9月に家計簿をスタートさせるのがいいのでしょうか。
これは、日本の一年を眺めてみるとようくわかります。
1月に正月、3月末から学校が春休み、5月にGW(ゴールデンウィーク)、7月中旬から8月末まで夏休みです。
その後、9月から11月までは落ち着いていて、12月にクリスマスと正月準備を行う年末、冬休みとなります。
初心者が家計簿に取り組むときの難関は、イレギュラーな支出です。
イベントに絡むイレギュラーな支出が発生する期間は、家計簿難関時期となります。
できるだけレギュラー支出で慣れてから、イレギュラー支出に挑みたいですよね。
そのためには、9月から11月の3か月間が最適なのです。
家計簿のリスタートはいつからでもいい
9月スタートが最適だとして、9月からしか家計簿はスタートしないほうがいいのでしょうか?
これは、そんなことはありません。
いつからスタートでもOKです。
特に、9月からの3カ月間がイレギュラー支出がなく家計簿生活に慣れやすいというだけのことです。
途中で挫折してしまった家計簿のリスタートも同じです。
・来年の一月を待つ
・次の給料日から始める
・今すぐ始める
このような選択肢があったとしたら、今すぐ始めるのがいいでしょうね。
家計簿って意味あるの?
家計簿を始めるのは今すぐ
新年から少し使って挫折した書きかけの家計簿。
また10月くらいから書きこむのも、気持ちが浮かない。
そろそろ新しい家計簿が発売されるころだから、それを購入して新しい気持ちで、来年こそ家計簿をつけよう。
こんな、選択をしていませんか?
これでは、次年度もまた同じことが繰り返されてしまいます。
「切の良い」区切りを一年のスタートとしてしまうと、家計簿の記入をストップしてしまった時期にもよりますが、リスタートの日を長く待つことになります。
では、次のお給料日から始める場合はどうでしょうか?
これは、区切りを先ほどの”年”から”月”へ変えたわけです。
こちらの方が家計簿を辞めてしまう期間が短くなりますね。
どうしても区切りのいいところから始めたい心境になりますが、思い出した時からスタートすることが大事です。
というのも、次の給料日からまた始めようと思っていても給料日からバタバタして気が付けば一週間たってた・・・
なんて場合には、その月の家計簿を書く気持ちが萎えてしまいます。
来月の給料日からにしようかな。と、言った具合に。
そのため、思い立ったら吉日。
今すぐ、書き始めることがベストです

家計簿を学ぶ講座(2級)