家計簿の費目一覧:日用品費など食費以外の項目の分類の仕方

家計簿の費目一覧:日用品など迷いやすい費目分けの分類の仕方

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家計簿と費目は切り離せないだけに、お悩みもたくさんありますよね。

前回は食費の費目小分けを見ました。

色々な分類方法がありましたね。

まだ読んでいない方はこちらからどうぞ。

家計簿の費目一覧:食費はどこまで細分化する?管理しやすい分類のコツ

今回は、食費以外の支出項目をどのように費目分けしていけばいいのかご紹介していきます。

 

 

食費以外の支出の各家計簿での費目表示を確認する

食費以外にも家計支出はたくさんありますね。

これも小分け分類するとかなりのボリュームになります。

まずは、一般に市販されている家計簿を4種類の費目例を一覧表でざっと確認していきましょう。

そのあとに、オススメの費目の決め方をご紹介していきます。

 

食費以外の日用品等の費目一覧

 

食費以外の支出を各家計簿で費目表示の確認

ざっと表を眺めてみると、4種類の家計簿費目はだいたい似ている感じでしょうか。

といっても、費目がたくさん羅列しているとアレルギー起こしそうですから、色分けしてみました。

4つの家計簿の同じ費目名称に同じ色を付けています。

 

やりくり費の項目一覧

 

ここで感じてほしいのは、食費以外での家計支出の費目分けは似た感じになっているようだというところです。

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費目一覧から:住居費

ひとつづつ費目ごとに内容を確認していきましょう。

まずは住居費からです。

持ち家の場合は、住宅ローンの返済、マンションであれば管理費・修繕費の支払いとなります。

住居費の記入例に地代も書かれていました。

地代の支払いがあれば住居費に含めて記入します。

地代というのは土地を借りている代金のことです。

賃貸の場合は、賃料ですね。

駐車場代、共益費なども住居費に含めていいでしょう。

費目設定に特徴がみられるのは家計支出その2です。

費目が住居・家具等となっています。

この家具等には住まいの維持費、家具、台所用品、消耗品代を含めるようです。

家計支出その4では、住居費のほかに家財、水光熱費をまとめていますね。

この項目はかなりカバーしている範囲が広くて、次のような支出も含まれています。

 

▶建物火災共済(火災保険ですね)

▶家庭用大具道具

▶庭木の手入れ賃

▶家電リサイクル料

▶粗大ごみ手数料

 

費目一覧から:水道光熱費

次は水道光熱費ですが、これは電気、ガス、水道で異論はありませんよね。

最近ではオール電化や太陽光発電を設置している家庭もあり、ガスに関しては使用の有無が分かれるかもしれません。

水道は上下水道ともに水道代でいいでしょう。

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費目の確認:衣服費

衣服費も4つの家計簿共に共通してみられる項目です。

費目名は家計支出その4だけ衣服身の回り品となっていて、クリーニング代のほか腕時計も含まれます。

他の3つは被服費という費目を使用しています。

しかし、費目名は同じでも、含まれる支出は異なっています。

家計支出その1では、被服費に服のほか寝具、アクセサリー、縫製用具、クリーニング、眼鏡、コンタクトレンズが含まれています。

家計支出その2では、被服費に含まれるものは、服のほかクリーニング、寝具、タオル類、洋裁小物、防虫剤などの衣類生理用品です。

家計支出その3では、衣料、アクセサリー、寝具、衣類修理、仕立て代などが含まれます。

被服費という費目から洋服や下着類かなと想像していましたが、かなり幅広い支出内容となっていますね。

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費目一覧から:保健医療(衛生)費


保健医療(衛生)費。

なにやら難しい費目名です。

家計支出その1の保健医療費は薬代、病院代です。

家計支出その2とその3、その4は保健衛生費を費目名としていて、この中には病院代などのほかにトイレットペーパー、石鹸歯磨き、理髪代、化粧品などが含まれています。

費目一覧から:交際費

4種の家計簿ようやく費目がそろいました。

交際費

費目の支出内容は、次のものが例示されていました。

 

▶友人との食事

▶贈答品

▶来客の接待費用

▶社会奉仕費

▶お見舞い

▶餞別

▶お祝い

▶香典

▶自治会費

▶寄付

 

費目一覧から:通信費・交通費

家計支出3では交通費と通信費は同じ費目にまとめてしまっていますね。

余り金額が大きくならないからでしょうか。

通信費は、はがき、切手、宅配便、電話、FAX、ネットの利用料があげられています。

交通費は、公共の交通機関(電車、バス)、ガソリン代、有料道路通行料などがあげられています。

費目一覧から:教育費

教育費は、授業料、塾代、教材代、参考書代、文房具などがあげられています。

定期代も教育費に含めるケースもあるようです。

費目一覧から:教養・娯楽費

教養・娯楽費は各家計簿によって支出項目が多少異なっています。

各例示は次の通りです。

 

▶家計支出1では、文化、レクリエーションのための費用、文房具、書籍、新聞代、旅行。

▶家計支出2では、書籍、新聞、雑誌、放送受信料、映画、レクリエーション、けいこごとの月謝。

▶家計支出3では、書籍、新聞、コンサート、スポーツ観戦、放送受信料、レクリエーション費用。

▶家計支出4では、幅が広くて、以下のものが含まれています

・テレビ、カメラ、パソコン、ピアノ、勉強机など
・新聞、書籍
・切り花、鉢花
・インターネット料金、テレビの受信料 など

 

費目一覧から:その他の費目


自動車関係費や特別費、雑費、その他など各家計簿によってそれぞれ独自に設定されています。

注目は家計支出その1とその2にある職業費ですね。

自営業が主だったころの必須費目だったのかもしれません。

現在は会社員が多くなっていますから使用しない人の方が多いでしょうね。

費目名はわかりやすい方が支出の振り分け時に迷わない

さて、4種類の家計簿から食費以外の家計支出費目をみてきました。

いかがでしたでしょうか。

食費の時と同じですが、費目に含まれる支出の内容が家計簿で異なるので、使用する家計簿によって迷いが生じる可能性が高いですね。

個人的には、今の時代になじまない用語や費目がそのまま使われているのはもったいない気がします。

保健衛生であれば病院代と日用品(トイレットペーパーなど)でいいのかなと。

同じく保健医療費も病院代の方が分かりやすいかなと感じます。

費目名も支出分類も時代に合わせてどんどん変化していくことが使いやすさを生み出すのではないかなと思います。

おすすめの費目一覧

最後に、私からおすすめの費目をご紹介します。

固定費の費目例

 

▶住居費

▶生命保険料

▶小遣い

▶学校納入金

▶塾代

▶習い事

 

変動費の費目例

 

▶水道光熱費

▶通信費(携帯、Jコムなどの有料放送、ネット)

 

やりくり費の費目例

 

▶日用品費

▶そのた

 

おすすめの費目:固定費の説明

固定費(毎月同じ金額の支出があるもの)の費目名は支出内容をそのままズバリでいいでしょう。

例えば教育費として設定してしまうと、学校納入金と塾代、教科書代、文房具、定期代などが混在してしまうため金額が毎月変動する恐れがあります。

まとめてしまうことによりなんのお金がいくらかかっているのか把握しづらくなります。

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よって、支出の内容ごとに費目名を立ててしまったほうが管理しやすいといえるでしょう。

あまり支出のない文房具などは日用品費やその他で十分です。

又は、固定支出は教育費1、変動支出は教育費2などで区別してもいいかと思います。

おすすめの費目:変動費の説明


変動費(毎月支出があるが金額は変動するもの)として登場する家計支出は限られています。

次のようなものが主でしょう。

電気、ガス、水道(隔月)、NHK(隔月の人が多い)、通信費、ガソリン代

この場合の通信費は電話代(ネットを含む)です。

よって、そのままの費目名でいいと思います。

少額支出であるはがきや郵送料などは日用品費やその他でもいいでしょう。

おすすめの費目:やりくり費の説明

やりくり費で把握する家計支出費目は食費を除くと、日用品費とその他です。

トイレットペーパーや歯磨き粉など生活に使う消耗品は日用品費でまとめていいでしょう。

交通費や交際費などはその他としてメモしておきます。

頻繁に出現するもしくは金額が大きくなる場合は、独立費目を作ると管理しやすくなります。

食費の時と同じで、家計簿をつける目的によって費目の分け方が変わってきます

クリーニング代を把握したいのであればクリーニングという費目を作れば便利でしょうしね。

わが家の生活に合わせた費目を家計簿に慣れると作れるようになります。

それまでは、シンプルな費目で家計簿を習慣化するといいでしょう。

また、家計簿の費目分けで迷うようでしたら、講座で学ぶのもオススメめです。

家計簿の書き方に迷うたびにあれこれ検索するのは面倒ですよね。

下記の家計簿講座では、家計管理に適した家計簿のつけ方の基本を一通り解説しています。

家計簿生活をもっと楽にしたいと思われる方は、ぜひご活用くださいね。

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この記事を書いた人

FPおおき
1級ファイナンシャルプランニング技能士
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)