食費高騰で家計圧迫!食費アップで貯金ができない家計がすぐに行うこと

食費の節約が困難になるとき

一般社団法人家計管理推進協会 家計簿インストラクターのおおきです。

また、もうすぐ家計簿歴37になります。

実は食費の節約が困難になる時というテーマでこの記事を書いたのが2016年。

内容のメインは、食費で家計をコントロールする家計管理はリスクがあるというお話でした。

2022年11月の今、物価上昇による食費の高騰により、家計が圧迫されているご家庭も多いかと思います。

そこで、2016年のテーマに2022年の現在の物価上昇を加えてリライトを行いました。

食費のやりくりが家計のやりくりメインになっているご家庭のリスクとその改善方法をお伝えしていきます。

ほとんどのご家庭にあてはまるかと思いますので、ぜひ最後までご一読いただき、家計管理にお役立てください。

 

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毎月の貯金をやりくり費から行うリスク

毎月手許でやりくりをして、残ったお金を貯金している方は少なくありません。

そのため、いかにお金を残すかは、多くの場合で食費がカギを握っています。

家計簿をつけている人の多くが、家計簿から食費のムダを探す行為を行いますよね。

これは、食費をいくら削れるかでその月の貯金額アップの運命を握っているからです。

しかし、このような貯金方法は毎月の貯金額にムラが生じますし、状況の変化によってはムリになります。

食費の節約に依存している貯金は、食費の節約が困難になる場合に行えなくなる危険性があります。

どのような場合に食費の節約が困難になるのかからまずは見ていきましょう。

食費の節約:底値買い

食費節約の代表的な手法に底値買い、スーパーのはしご、特売狙い、まとめ買い、業務スーパーの活用などがありますよね。

いくつか取り上げてみたいと思います。

まずは、底値買い。

底値買いというのは、商品の最も安い価格で購入する方法です。

底値帳と呼ばれる底値メモを作成している底値の達人もいます。

底値帳を作成する域に達すると、かなりの労力と時間を費やすことになりますね。

ちなみに、私も昔に底値帳を作成したことがあります。

データー分析系の行動は好きなので、ノリノリで行っていました。

しかし、当然ながら生活条件が変われば底値帳作成及びその活用は難しくなります。

いつしかやめてしまいました。

食費の節約:特売の利用やまとめ買い

底値買いに似たものに、特売品を狙って買いだめしておく節約法もありますよね。

特売品節約では、スーパーのチラシチェックが欠かせません。

最近はスマホで確認できるので便利になりました。

私が特売品チェックしていたことは、新聞折り込み広告オンリーでしたから。

分厚いチラシの束からスーパーのチラシを抜く出してストック。

特売品のサイクルを研究したりもしていました。

しかし、当然ながら生活条件が変われば特売品のチェック及びその購買活動は難しくなります。

いつしかやめてしまいました。

貯金は食費の節約次第のリスク

収入からもろもろ支出を差し引いて、手許に残ったお金でやりくり。

余ったお金を貯金へ。

この貯金法だと、手許でやりくりする最も大きな支出項目である食費が貯金のカギを握ることになります。

いくら食費を浮かせられるかで貯金額が決まるからです。

となると、節約できなくなると貯金ができなくなるリスクがありますよね。

食費の節約で貯金して家計を回しているうちはあまり考えないかもしれません。

しかし、あるんです。

節約できなくなるとき。

食費の節約が困難になる時

家計の苦しい状況を食費の節約だけでコントロールしていると、どうしてもコントロールしきれない時が来ます。

それは、

▶子供が成長期に入ったとき

▶ママが仕事に出始めたとき

▶身体を壊したとき

▶消費税等が上がったとき

▶その他、生活環境が変わったとき

また、2022年の今は、物価上昇による食費のアップが家計を圧迫しています。

食費の節約は、健康で時間がある程度自由になる場合に有効な手段が多いです。

例えば底値買いを行う場合ですが、

商品の底値の調査と底値時にタイミングよく購入できるフットワーク(時間の自由度)が必要になります。

特売買いなども同じですね。

少しでも安く買おうと思ったら、数件のスーパーのはしごをすることになるかもしれません。

体調が悪かったり、持病があったり、また、小さな子供がいたりしたら

なかなか、思うように行動はできません。

食費の節約のできる条件は、意外と厳しいものです。

家計を食費でコントロールする危うさ

家計の苦しい部分を食費の節約でコントロールする家計は多いですが、今見てきたように環境や条件が変わると食費で家計をコントロールしきれなくなり得ます。

食費の節約が困難になったら、家計はどのくらいのダメージを受けるでしょうか。

毎月の家計黒字をキープできるものでしょうか。

また、そのダメージは将来の貯金設計をどのくらい狂わせるものでしょうか。

食費の節約で家計をコントロールしきることはまずもって難しい作業です。

しかし、多くの人が食費の削減ばかりに目が行ってしまうのは、収入から諸々引いた残額で生活を回す家計設計だからです。

この設計自体を変えていかないと、食費依存の家計管理になりかねません。

とはいえ、なにかがないと私たちは新たな行動をすることもありませんから、2022年の食費高騰をきっかけとして家計設計を見直すことをおススメいたします。

家計設計の詳しいやり方につきましては、当サイトの各ブログをご活用ください。

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この記事を書いた人

FPおおき
1級ファイナンシャルプランニング技能士
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)