貯められない人が止めるべき家計作業はこれ!貯金のコツはマネー常識を疑うこと
貯められない人が陥りやすい家計作業の罠
家計簿歴38年、また、1級ファイナンシャル・プランナー歴は12年になりました。
家計簿インストラクター、かつ、家計簿FP(ファイナンシャル・プランナー)おおきです。
本気で挫折をストップ!
家計簿歴36年の家計簿FPおおきです。
今回はお金が貯められない人がやってはいけない貯金の常識
をお伝えします。
貯められない人は、とにかく貯められるようなそんな情報を収集しがちですよね。
マネー情報等々では、
これが貯金の常識!
なんてタイトルでバーン!とアナウンスされていたりもしますね。
しかし、東京のこのエリアでは常識でも、どこかほかのエリアでは全く通用しない。
なんてこともたくさんあります。
常識はある意味
囚われた概念ですから
時代が異なる、場所が異なるなど様々な要因で異なってきます。
貯金における常識も同じです。
貯められる人にとってはとても有効な行為なんだけど、
それを貯められない人が行うと、実は逆効果になってしまう。
そんなこと
色々あります。
今回は最も抑えておいてほしいこと
キングオブ貯められない人がやってはいけないお金の常識
をお伝えします。
ぜひチェックしてみてください。
目 次
毎月いくら貯まったか確認してはダメ
キングオブ貯められない人がやってはいけないお金の常識
これです。
毎月いくら貯まったか確認する
毎月いくら貯まったのか確認しましょう。
なんてマネー情報。
よく目にしませんか?
これ、非常にマズイ行為です。
毎月家計簿を締めるときに、今月はいくら貯まったのかな~
なんて、貯金額の確認をされたりしていないでしょうか。
この行為自体に、実は貯められない罠が潜んでいるんです。
その理由を詳しくお伝えする前に、貯金の常識としてアナウンスされているマネー情報の毎月いくら貯まったか確認するメリットから見ていきましょう。
貯金額を確認するメリット
貯金額を毎月確認するとどんないいことがあるのか
お金が貯まっていれば、嬉しいですよね。
節約して頑張った甲斐がありますからね。
ただ、思うように貯められる月と、貯められない月が混在することになると、毎月一喜一憂することになりますね。
先月は貯められたのに、今月は全然ダメだった。
もっと節約せねばぁ~なんて感じですかね。
毎月貯金額の確認をすることによって、目標貯金額までの到達度
わかりますよね。
100万円までにあと42万円だぁとかですね。
目標額に少しずつでも毎月近づいていけば、自信にもなりますし、来月もやりくり頑張るモチベーションにもなりますよね。
また、上手く貯まらなかった場合は、家計簿を見直して無駄を節約しましょうなんていわれますよね。
うん。
うん。
そうだよね。
その通りやってる
と思われた方。
貯められているでしょうか?
いかがでしょう?
貯められていないようであれば、
もしかしたら貯金の常識の罠にはまっている可能性がありますから
ここから最後まで気合入れて聞いておいてくださいね。
貯金額を確認するデメリットはなに?
貯金ができる家計の仕組み
これが出来ていて、コンスタントに貯金が思い通りにできている方
ようは、家計コントロールが出来ている方ですね。
そんな方は、
貯金額を毎月確認しても問題は生じにくいんです。
通帳の数字が増えていくのを確認するのが幸せ。
そんな喜びを感じる方いらっしゃいますからね。
しかし、貯金ができない方は、違うんです。
毎月いくら貯まったか確認する。
この同じ方法ではデメリットが大きいんです。
いつもご視聴いただけている方。
どんな罠が潜んでいるのか
頭に浮かばれましたでしょうか。
いかがでしょうか。
ぜひ1分程度動画を止めていただきまして、紙に書き出してみてくださいね。
動画を見ているときって、前頭葉が動かないらしいんですよね。
前頭葉
脳みそがモノを考える部分ですね。
なので、適時止めていただいて、考えながらご視聴いただくとこのチャンネルの動画がさらに役立つかなと思います。
貯金できない人はお金があると使います
毎月貯金を確認するデメリット
これ、何かというと、
貯金できない人は、余裕のあるお金があると、使っちゃうんです。
財布に1,000円しか入っていないときの買物と、
余裕資金5,000円がポケットから見つかって、+5,000円になったときの買物の仕方。
変わりますよね。
1,000円だけの時は1,000円で納めようとあれこれ考えて迷って
うーん。
って、なっていたのに、+5,000円の余裕資金ができたとたんに、
1,000円で納めようという思考
はるか彼方に消え去りませんか?
これは、給料日前思考ですでに動画でご紹介していますので、詳しくは再生リストご活用ください。
私たちのこういう傾向を知っていただくと、メチャクチャ家計管理に役立ちます。
+5,000円となったときに、このお金は、別として、1,000円で考えられる方は、お金とご自身のコントロールが上手な方ですよね。
私はできないです。
気持ち大きくなって6,000円で考えちゃいます。
貯金の出来ない人は、貯金分を口座に預け入れたとしても、
それを引き出して使ってしまう。
なんて傾向は強くみられます。
貯金を忘れる方が貯まる
余裕分がある
ということは、本来心にも余裕ができてメリットなんですけど、
貯金ができない人にとっては、貯金額
実は、忘れてしまった方がいいことなんです。
今月5,000円貯金できた。
しかし、次月は、貯金できなかった。
むしろ前月の5,000円を使っちゃった。
なんてことを繰り返している場合は、貯金の出来に影響されたお金の管理になっている可能性が高いですよね。
ようは、ムラのあるお金の管理になっているということです。
私のご相談者さんのケースで、
子供のころから貯金をしたことがないというお悩み。
やはり、毎月少しずつ貯めても使っちゃうので結局残高としてはゼロベース。
そこで、
毎月一定額を口座内で自動送金できるようにして、貯金口座の通帳とキャッシュカードは目につかないところにしまうことにしたんです。
しばらくしたら、貯金していることすら忘れてしまって、貯まってた。
なんてことありました。
こんな傾向がある人は、忘れてしまうことが大事だったりします。
毎月いくら貯金できているのか確認しない方が良かったりします。
QOLを下げないお金の貯め方をする
また、毎月貯金額を確認しなければならないケースの最も大きな問題点は、
手許のやりくり費から貯金をしていることです。
今月はいくら貯まったかな。
これは、先取り貯金を家計に取り入れることで発生しなくなりますよね。
手許のやりくり費のみで貯金を捻出しようとすれば
毎月いくら貯められるかわからないし、
貯金を捻出するためにQOLが下がります。
QOL生活の質です。クオリティオブライフ
お金を残すために
いかに安いモノを買うか
いかにお金を使わないか思考になります。
先取り貯金やこのQOLの考え方についても
詳しくはすでに配信している動画をご活用ください。
貯金は年に1回の確認で大丈夫
家計のシステムをきちんと設計できていれば、時間の経過とともにお金は予定通り貯まっていきますから、1年に一度程度確認すれば十分になります。
貯金しなきゃ
なんてことばかり考えていなくていい生活になります。
毎月家計の締めの時に家計管理を行うためのテンションアップが必要であれば、
予算内で賄えたかどうかを確認することをおススメします。
より満足度が高くなるようなお金の使い方ができたかどうか。
です。
これによりQOLが高まっていくかと思います。
お金を貯められる人にとっては有効な手段でも、お金が貯まらない人にとっては逆の結果を生みかねない。
そんな例を今回はお伝えしました。
各種のマネー情報で逆に苦しさが増してしまっている方は、
ぜひ参考にしてみてください。
今回の動画冒頭でも触れました通り、時には常識、セオリーを疑うことも大事ですね。
最後までご視聴ありがとうございました。
このチャンネルでは、家計簿・家計管理に苦しむ人を減らしたいという趣旨で情報発信を行っております。
溢れるマネー情報に流されずに、わが家なりの家計管理を行うための基本的な一つの考え方をお伝えしております。
家計管理が苦手に感じている方は、ぜひチャンネル登録をしてご自身の家計管理にお役立てください。
FPおおき
1級ファイナンシャルプランニング技能士
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)