家計簿の費目一覧:日用品費など食費以外の項目の分類の仕方
家計簿の費目一覧:日用品、教育費、交際費、水道光熱費など
家計簿FP®おおき
家計改善業歴14年、家計簿歴40年の1級FP
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家計簿インストラクター®のおおきです。
家計支出は食費以外にも、いろいろとありますよね。
住居費(住宅ローンや家賃)、ガス代、電気代、洋服類。
授業料や塾代、お出かけの費用。
どのような支出をどんな項目で管理すればいいのか迷いますよね。
そこで、今回は食費以外の支出の項目分けをご紹介します。
※食品の分類は下記を参考にしてくださいね
一般的な項目別の家計支出
毎日の生活で発生する食費以外の支出は、多岐に渡ります。
とにかく種類が多いので、項目分けするにも一苦労ですよね。
そこで、一般的な家計簿生活で使用する代表的な項目に分けられる支出を一覧で掲載しました。
どんな支出がどの項目に振り分けられるのか?
迷ったら参考にしてください。

住居費
一般的な項目別の家計支出一覧①
まずは住居費からです。
持ち家の場合は、住宅ローンの返済。
マンションであれば、管理費・修繕費の支払いも住居費となります。
地代の支払いがあれば住居費に含めて記入します。
地代というのは土地を借りている代金のことです。
賃貸住宅の場合は、賃料ですね。
その他、駐車場代、駐輪場代、共益費なども住居費なども住居費です。
水道光熱費
次は水道光熱費です。
これは電気、ガス、水道ですよね。
最近ではオール電化や太陽光発電を設置している家庭もあり、ガスに関しては使用の有無が分かれるかもしれません。
水道は上下水道ともに水道代でいいでしょう。
水道光熱費は項目分けよりも、「いつの支出にするの?」が迷いポイントですよね。
こちらは、詳しく解説しているので下記の記事を参考にしてください。
衣服費
衣服費は洋服や靴、帽子、靴下、下着のほか、クリーニング代、カバン・バッグ、アクセサリーでなどす。
医療費
医療費は、病院代、薬代、予防接種、歯のクリーニング、歯の矯正などのほかに、薬局等で購入するシップやコルセット、補助器具などです。

交際費
交際費は、お中元、お歳暮、年賀状、お礼状、お見舞い、贈り物、冠婚葬祭の費用、友人との食事やお出かけ、来客時の接待費用、各種お祝いなどです。
他には、お年玉や帰省費用、手土産代などもあります。
通信費
通信費は、はがき、切手、宅配便、電話(固定電話、携帯電話)、FAX、ネットの利用料です。
交通費
交通費は、公共の交通機関(電車、バス)、ガソリン代、有料道路通行料、タクシー、通勤交通費や定期代などです。
教育費
教育費は、授業料、その他学校納入金、塾代、教材代、参考書代、文房具などです。
通学や塾の定期代、交通費なども教育費です。

娯楽(レジャー)費
娯楽(レジャー)費は、お出かけのお金、DVDや雑誌、漫画、書籍、コンサートやスポーツ観戦、映画鑑賞、レジャー時の飲食代などです。
他には、レジャー時の交通費、エステやネイル、スーパー銭湯など。
自動車関連費
自動車関連費は、カーローン、自動車保険、税金、車検、車の修理、JAFの会費などです。
保健衛生費
保険衛生費は、トイレットペーパー、箱ティッシュ、綿棒、石鹸、洗剤、除菌剤、美理容院代などです。
その他の支出
その他の支出は、今見てきた9つの項目、住居費、水道光熱費、衣服費、医療費、交際費、通信費、教育費、娯楽(レジャー)費、自動車関連費、保健衛生費に振り分けにくい支出です。
具体的には、家具や、植木、プランター、町会費、自治会費などです。
細かく分けて管理のできる人は、必要な項目をさらに作ってもいいですね。
わが家の項目にカスタマイズする
市販の家計簿には、項目に振り分ける支出の例示のあるタイプが発売されています。
しかし、各家計簿によって項目に含まれる支出の内容がそれぞれ異なるので、使用する家計簿によって項目分けに迷いが生じる可能性が高いですね。
また、家計簿によっては今の時代になじまない用語や項目名が使われていたりします。
例えば、先ほど例示した保健衛生という項目名であれば、病院代と日用品(トイレットペーパーなど)に変えるとわかりやすくなりかもしれませんね。
家計の支出を振り分ける項目の作り方に決まりはありません。
使用している家計簿の項目と振り分ける支出の例示に縛られずに、わが家にあった項目名と家計支出の振り分け方で大丈夫です。

初心者向けの項目の分け方
ここからは、当協会(一般社団法人家計管理推進協会)でオススメしている項目と支出の振り分け方をお伝えします。
家計の管理が苦手な人や初心者さんにオススメのわかりやすい方法です。
家計支出をその特徴で3つのグループに大分類して項目管理する方法です。3つのグループについては、下記の記事に書いていますのでぜひ読んでおいてください。
固定費の項目
固定費(毎月同じ金額の支出があるもの)の項目名は支出内容をそのままズバリでいいでしょう。
固定費の項目例は次の通りです。
▶住居費
▶生命保険料
▶小遣い
▶学校費(納入金)
▶塾代
▶習い事
例えば項目を教育費として設定して、学校納入金や塾代、教科書代、文房具、定期代などをまとめてしまうと、いろいろな支出が混在してしまうため金額が毎月変動する恐れがあります。
また、なんのお金がいくらかかっているのか把握しづらくなります。
よって、支出の内容ごとに項目名を立ててしまったほうが管理しやすくなります。
あまり支出のない文房具などは日用品費ややりくり費のその他で十分です。こちらはあとで説明しますね。

おすすめの費目:変動費の説明
変動費(毎月支出があるが金額は変動するもの)の項目例は次の通りです。
▶水道光熱費
▶携帯代金
▶ガソリン代
変動費は、電気、ガス、水道(隔月)、NHK(隔月の人が多い)、通信費、ガソリン代などです。
少額支出であるはがきや郵送料などはその他でもいいでしょう。これもあとで説明しますね。

おすすめの費目:やりくり費の説明
やりくり費は、固定費と変動費以外です。
一般的には手許でやりくるお金です。
このやりくり費のグループは、食費と日用品費、その他の3つの項目で管理します。
▶食費
▶日用品費
▶そのた
食費は以外で使う項目は2つ。
日用品費とその他です。
日用品費はトイレットペーパーや歯磨き粉、洗剤、タオル、シーツなど生活に使う消耗品をすべてまとめます。
その他は、食費と日用品費以外の家計支出をまとめます。
固定費で出てきたあまり支出のない文房具や、変動費で出てきた少額支出のはがきや郵送料もこのその他にまとめます。
それ以外のその他には、交通費や交際費、医療費などです。
その他で処理した支出は、頻繁に出現するもしくは金額が大きくなる場合は、独立項目を作ると管理しやすくなります。
また、この支出はしっかりと把握したいという場合、例えば、クリーニング代を把握したいのであればクリーニングという項目を作れば管理しやすくなります。
スタートは項目を多くせずに、その他を上手く使って、管理を楽にしましょう。
家計簿生活に慣れてくると、わが家の生活に合わせた項目を作れるようになります。
それまでは、シンプルな項目で家計簿を習慣化するといいでしょう。
家計簿の書き方に迷うたびにあれこれ検索するのは面倒ですよね。
家計簿の費目分けで迷うようでしたら、講座で学ぶのもオススメめです。
下記の家計簿講座では、家計管理に適した家計簿のつけ方の基本を一通り解説しています。
家計簿生活をもっと楽にしたいと思われる方は、ぜひご活用くださいね。


