家計簿ストレスの原因2つとその解消方法。上手くいかない根本原因を取り除くと貯まる
家計簿生活でストレスがたまる原因は2種類
一般社団法人家計管理推進協会 家計簿インストラクターのおおきです。
家計簿をつけること自体がストレスです!
このようなお声をチョコチョコいただきます。
ストレスを抱えながら家計簿を続けるのは辛いですよね。
家計簿がストレスに感じる原因は大きく分けて2種類あります。
一つは、記帳が面倒くさくて負担に感じるケース。
もう一つは、家計簿を書くことによってわが家の家計赤字が数字で確認できてしまうことです。
この2つの原因を取り除くことによって、家計簿ストレスはグンと少なくなりますよ。
家計簿にストレスを感じている方は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
目 次
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●ムリなく貯める家計作り
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家計管理がんばり隊/家計管理推進協会
家計簿を書いても貯金できないストレス
家計簿を頑張ってつけても、それが貯金という直接な結果として結びつかないと当然ながら疑問が生じてきますよね。
●なぜ、家計簿をつけているのだろう?
●家計簿をつける意味があるのだろうか?
1度でもこう思われたことはありませんでしょうか。
家計簿をつけても貯金ができない人は少なくありません。
いや、むしろ、家計簿をつけて貯金が上手くできるようになった人の方がまれではないのでしょうか。
努力が実を結ばない行動は当然ながら継続していくことが難しくなります。
その逆で、面倒くさくても効果が出るとわかれば人は何とか頑張れます。
ということは、
家計簿が辛いとストレスに感じるのは、手間のわりにその効果が実感できないからです。
短期スパンで効果が出ないとストレスが生じる
女性でしたら、こんな経験ありませんでしょうか。
例えば美白○○アイテムをその効果を期待して使い始めたとしましょう。
さすがにすぐ美白効果が出るとは思わないので、しばらくは続けますよね。
しかし、一定期間経過後に効果が曖昧な感があるといつしかお蔵入りしてしまいます。
しばらくすると、また他の美白○○を「今度こそ」と使い始めたりしますね。
適当に使ってはやめた美白○○アイテムが、(多くの場合)半分も使い切らない状態で化粧品エリアに放置されてしまいます。
家計簿に貯金効果があれば良いストレスに変わる
家計簿だろうがその他のアイテム(美白○○とか)だろうが、人は長期スパンでじっくりと取り組むことが苦手ですよね。
ある程度短期スパンで効果が出ないとモチベーションが保てません。
これは仕方がないことだと思います。
しかしその一方で、効果があるとわかれば持続可能になります。
私たちは多少の面倒くささは飛び越える力を持っています。
とはいえ、いくら効果があるとわかっていてもあまりに根性が必要な行動は続きません。
適度な作業量で短期的に目に見える効果があれば、継続するストレスは心地よいストレスに変わります。
家計簿の場合は、負担にならない記帳作業と貯金できるという効果が見えることでしょうね。
貯金するための家計簿の使い方をする
そこで課題となるのが、負担にならない記帳作業と貯金できるという効果を得られる家計簿の使い方です。
「家計簿つける=貯金できる」
多くの場合は、こう思われていますよね。
しかし、家計簿をつければ貯金ができるというのは大きな誤解です。
家計簿を書かないよりは書いたほうが支出の抑止力にはなります。
しかし、家計簿を記入しただけで貯金ができるようになるわけではありません。
貯金できるための家計簿の使い方をしなければ、家計簿は単なる支出記録帳でしかありません。
せっかく家計簿生活を行うわけですから、効果のある方法で心地よいストレスに変えていきたいですよね。
負担にならない作業量で貯金できる効果を見出すための家計簿の使い方を今からお伝えしていきましょう。
家計簿の使い方と目的が不一致だとストレスが生じる
一般的に家計簿はこのように思われていますよね。
●家計簿を(費目分けも細かく正確にして)ちゃんとつけなければならない
もし、このように思われているとしたら、苦しい家計簿生活になっている可能性が高いです。
費目分けに迷って、ネット検索して家計簿に書き入れたりしても貯金効果は上がりません。
先ほどお伝えした通り、家計簿をつけても貯金できるわけではありません。
家計簿をつけようと思う方の多くは、貯金がしたいからですよね。
もしくは、家計を楽にしたい。
しかし、実際に家計簿を使って神経質に行っていることは、費目分けです。
いくら費目を正確に分けても貯金効果はありません。
このような使い方をすると、家計収支がカツカツであれば、小銭を浮かせるべく少しでも安いもの漁りが始まるだけです。
使い方と目的が不一致なためストレスしか生じません。
家計簿をつける目的をはっきりさせることが大事です。
目的に沿った使い方をしましょう。
家計簿の目的を貯金として話を進めていますから、目的は貯金です。
貯金するための家計簿の使い方をご紹介しますね。
貯金するためには適正な収支の配分が必要
貯金するために家計簿を利用するのであれば、行うべきことは費目分けでも購入品の振り返りでもありません。
貯金を組み込んだ家計を設計して、その予算通りにお金が納まっているかどうかを検証することです。
貯金という目的を達成させるために大事なことは家計の適正な収支配分であり、家計簿そのものではないのです。
しかし、なぜかみなさん家計簿のつけ方ばかりに執着してしまいます。
家計の適正な収支配分をせずに家計簿をつけて手許の小銭を浮かせようとするから、どうしてもストレスがたまります。
そこで、まず行ってほしいのが家計設計の確認です。
家計簿にストレスを感じる原因
収入から固定費、変動費を差し引いて残ったお金が食費など手許でやりくりするお金。
このように家計を設計していませんでしょうか。
収入から固定費、変動費を差し引いて残ったお金が食費など手許でやりくりするお金とする家計設計は大きな問題があります。
諸々引いて残った手許のお金で、なんとか赤字にならないようにやりくりしようとしますよね。
そのため、家計簿つけて節約して、家計の収支のつじつまを合わせようとするからストレスが生じるのです。
実際にわが家は頑張って節約しても8万円のやりくり費が必要なのに、6万円しか配分できていなければ節約しても初めから足りません。
赤字家計はやりくり費への配分が不適切なケースが多いのです。
やりくり費に適切なお金が配分されていればこそ、家計簿記帳による支出管理が効果を発揮します。
貯金するための家計設計は、収入の範囲内で将来のための貯金と今の支出を賄うことです。
まずは、貯金分を家計に先に埋め込んで、全体像を眺めてみてください。
赤字になるようであれば、家計を改善する必要がありますね。
家計簿はメモで十分
貯金分を家計に組み込んで、やりくり費が適切配分であると確認できれば、あとはやりくり費の金額内で支出を納めればいいだけです。
何にいくら使うか細かく管理するよりも、この配分された金額を死守することが大事になります。
手許で管理するメイン費目は食費と日用品費の2つですよね。
そのほかの支出(交通費、交際費、医療費など)は、支出頻度が低いでしょうから、その他という費目を作ってメモ書きで十分管理できます。
このような書き方です。
こうすることで、家計簿の記入はグンと手間が減ります。
家計簿をつけるという意識ではなく、家計簿をこの目的(貯金)のために使うと考えるとムダな手間を省くことができます。
今回は貯金するために家計簿をつけるという目的にしました。
もちろん、他の目的でつけている人もいますよね。
例えば、ダイエットしたいからお菓子などにいくら使ったか把握したいとか。
それぞれが自分の目的に合った家計簿の使い方をすれば、家計簿ストレスから解放されますね。
貯金が目的であれば、費目分けなどにこだわり過ぎない方が上手くいきますよ。
もし、家計簿をどのように使うと効果的なのかわからないという方は、講座で学ぶのをオススメします。
下記家計簿講座では、家計簿は目的(貯金)を達成するためのツールとして位置付けています。
家計簿の書き方を一通り学べますし、すぐに使える方法をお伝えしておりますのでぜひご活用くださいね。
FPおおき
1級ファイナンシャルプランニング技能士
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)