袋分け家計簿の成功するやり方をFPが解説。秘訣はたった一つ「分けないこと」
袋分け家計簿で挫折した人必見の目からうろこの成功のコツ
家計簿歴もうすぐ37年なります。
また、1級ファイナンシャル・プランナー歴は10年になりました。
家計簿インストラクター、かつ、家計簿FP(ファイナンシャル・プランナー)おおきです。
袋分け家計簿は簡単そうにできて、実際にやってみると意外と出来ない。
そんな家計管理法ですよね。
挫折された方も多いかと思います。
袋分け管理の最大の問題点は「分けること」です。
今回は、袋分け家計簿を成功させるコツをFPが解説します。
袋分け家計管理。
やっては見たものの。。。。。
▶お金が足りなくなれば他の袋から拝借して結局お金が足りなくなっちゃう。
▶上手くいかない
とブルーになる方。
そのお悩みを今回は解消していきましょう。
いままで家計簿の呪いがかかっていた気持ちが楽になると思いますので、最後まで見ていってください。
家計も心も楽になりますよ。
動画はこちらからどうぞ
●金種分け不要!袋分け家計簿
公式lineはこちらからどうぞ。
家計管理がんばり隊/家計管理推進協会
袋分け家計簿成功のコツ
袋分け家計管理をやってみたけど挫折した。
という方もいらっしゃるかと思います。
私も挫折組です。
袋分け家計簿を挫折する原因は、そもそもの袋分け部分にあります。
お金を袋に分けないことが袋分け家計簿成功のコツです。
お金を袋に分けて管理すれば貯まるという情報を得て、トライしてみたけどうまくいかない。
そんな方の挫折ポイントと袋分け家計簿を成功させるコツを今から丁寧にご紹介していきますね。
費目分けの袋分け家計簿の挫折ポイント
袋分け家計管理は2パーターンありますよね。
▶一つは、食費、日用品費などの費目別に封筒を分けるタイプ。
▶もう一つは週ごとに封筒を分けるタイプ。
費目別の袋分け管理の挫折原因は煩雑さですね。
毎月給料日に費目ごとの予算金額の金種を揃えて封筒にセットしなければなりません。
そのためには、分ける封筒ごとの費目予算を立てます。
必要枚数封筒を用意して、予算を書き込んだりして使い勝手がいいように準備しますよね。
ここまででもかなり手間ですが、さらに、支出するたびに封筒の残額とお金を一致させていく必要があります。
私の挫折ポイントは、ここでした。
封筒に常に残額分の金種を揃えておくこと。
買物へ行くときに封筒をもっていきませんから、帰宅して使用した分を封筒のお金と調整します。
すると、ほとんどいつも金種が足りなくて各封筒の小銭があいません。
▶交際費から28円をだして食費に28円戻す
とかメモして対応することになります。
メチャクチャ面倒くさいですね。
さらに、どこかの費目のお金が足りなくなると、余っている他の費目の封筒からお金を使ってしまうので、結局グチャグチャでした。
「そうなのよねぇ」
と共感される方いらっしゃるかと思います。
週別の袋分け家計簿の挫折ポイント
週別の袋分けでは、毎月4、5枚の封筒の準備がありますね。
とはいえ、使える金額を4,5週で配分するだけなので、手間は費目別と比べるとグンと少なくなります。
この週別の袋分け。
も、私、挫折しております。
挫折ポイントは、拝借です。
お金が足りなくなると、翌週の封筒から拝借しちゃうんですよね。
これやってしまうと、3週目あたりで最終週の封筒は空になっておりました。
「そうなのよねぇ」
と、こちらも共感される方、いらっしゃるかと思います。
現金を封筒に分けても上手くいかない
袋分け管理を行うのであれば、費目別よりも週別の方が効率的ですよ。
というブログと動画を配信していますが、今回のテーマは、さらに一歩進んで、ここです。
家計管理が上手くいかない人は、現金を袋に分けても解決しません。
いま見てきた私の挫折ケースそのままですね。
現金を分けてもやりくりの解決しないのですから、金種を揃えたり予算書いたりして封筒を作る手間に時間をかけたらもったいないですね。
家計管理が上手くいかない人が時間をかけなければならないことは、別にあります。
それは思考です。
何を思考するのかを今からご紹介していきます。
袋分け家計簿の目的
現金を袋分けするメリットは、残金の把握ですよね。
あといくら使えるのかわかること。
ということは、使えるお金が分かれば封筒に実際に現金を分ける必要がないということになります。
では、使えるお金。
どうしたら把握できるのか?ですけど、
やはりこれはド基本。
使ったお金をメモしておく必要があります。
このメモに使うアイテムが家計簿ですね。
予算内で支出を賄うために利用するのが家計簿です。
▶あ~家計簿。。。。
▶ね。。。。
▶それこそ挫折のアイテムだよね。
とガッカリしないで、このまま聞いていてくださいね。
今から現金の袋分けなしの袋分け家計簿をご紹介していきます。
目的達成の効率性
私たちついつい忘れてしまいがちなんですけど、目的を見失わないようにしましょう。
袋分け家計簿にトライする目的は、袋に分けたその予算内で支出を賄うことですよね。
家計管理が上手くいかない人は、現金を袋に分けてもその予算内で支出を賄うことが難しいです。
だとしたら、現金を袋に分ける、金種を揃えたりする手間暇に時間をかけるのではなく、どうしたら予算内で賄うことができるのか?を考えることに時間をかけたほうがベターです。
1日24時間しかありませんから、何かに時間を使えば何かに時間を使えません。
トレードオフの関係です。
目的を達成するためにどうすればいいのか考える時間を確保しましょう。
金種を揃える必要のない袋分け家計簿
繰り返しになりますが、目的は予算内で支出を賄うためにあといくら使えるか把握したいわけです。
使える金額を把握できるのであれば、わざわざ事細かに金種を揃えて封筒に収納しておく必要性はありませんね。
金種を封筒にそろえる理由は、あとこれだけ使えるという金額を視覚化しているだけ。
ということは、金種を揃えなくても、残金の把握ができれば十分ですよね。
こちらも繰り返しになりますが、目的は予算内で支出を賄うことですね。
その目的を達成させるためには支出メモが必要ですと前述しました。
というのも、いくら使ったのかわからないと残金は当然ながら把握できないからです。
目的達成のための支出メモですから目的が達成されれば用が足りますよね。
その前提であれば、メモは簡易なもので十分だということになります。
袋分け家計簿を行うのであればおすすめしているのは週単位での管理です。
そこで、週単位で管理するとしますね。
今週の予算、使ったお金、残額。
この3つを把握できるメモがあればいいですよね。
何にいくら使ったのか?
人参150円、大根198円を知るよりも、残額を知っておきたいのですよね。
そのため、家計簿を事細かに記入する必要はなく、袋分け家計簿を行うのであれば、袋に支出額と残金をメモ書きしておけば用が足ります。
袋分け家計簿といっても、実際にお金を袋にそろえる必要はないのです。
目的を明確にすればおのずと行う方法は見えてきますね。
まとめましょう
袋分け家計簿を家計管理に取り入れるのであれば、封筒なしの袋分け家計簿を使用して手間暇かける部分を変えましょう。
目的を明確にすれば作業は単純化できます。
家計管理が苦手で上手くいかない間は、どうしたら上手くいくのか?
考える時間を増やしましょう。
考える時間を増やして、それがハマってくると、考える時間が逆に減ります。
金種そろえる単純作業に時間を使っては勿体なさすぎます。
考える時間
ぜひ家計管理に取り入れてみてください。
また、家計簿や家計管理が苦手でしたら、講座で学ぶのもオススメです。
下記の家計簿講座では、家計簿の書き方や家計管理が一通り学べます。
効率よく貯め家計を作りたいと思われましたら、ぜひご活用ください。
FPおおき
1級ファイナンシャルプランニング技能士
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)