赤字家計脱出の超基本。貯め家計へ変わるかんたんな家計簿のつけ方
お金が貯まる思考を手に入れる
家計簿歴もうすぐ37年なります。
また、1級ファイナンシャル・プランナー歴は10年になりました。
家計簿インストラクター、かつ、家計簿FP(ファイナンシャル・プランナー)おおきです。
目 次
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家計管理がんばり隊/家計管理推進協会
このような方は最後までご覧ください
今月もお金が足りない。
とりあえず、貯金を引き出して、来月児童手当入るから、それ貯金に戻そう。
って、思っていたのに、あれ?
児童手当何に使ったけ?
家計は毎月赤字。
赤字の原因はよくわからないけど。
そんな赤字家計の方。
いま一歩家計の改善に踏み切れなくて悩んでいませんか。
現状維持バイアスかかっていませんか。
赤字を脱出して貯め家計を作っていきましょう。
赤字を脱出するための超基本
最後まで見ていってください。
今回のテーマは赤字額を把握していない家計
赤字家計と一口に言っても、その中身はいろいろあります。
例えば、家計簿上は黒字でもcashベースでは赤字の家計、先取り貯金しすぎて、生活費にお金の配分が少なくなって赤字になっている家計。
オーソドックスに支出が多くて赤字の家計もあります。
そのため、今回取り上げていく赤字家計をまずは定義しておきましょう。
赤字家計を家計簿つけているかつけていないかで分けてみました。
家計簿をつけていて、しっかりと赤字額を把握している。
こんな家計と、家計簿をつけているけど、赤字額はわからない家計。
それと、家計簿をつけていなくて赤字額を把握していないけど、おそらくわが家は赤字だろうという家計。
今回は、赤字額を把握していない家計を取り上げていきます。
家計の赤字額を知らないと対策が立てられない!
赤字額を把握していない家計は大変危険です。
というのも、赤字額を把握していないと、家計改善として何もできないからです。
例えば、高校や大学受験。
自分の偏差値を知らないと、狙えるレベルの学校がわかりませんよね。
各教科の偏差値も知らなければ、どの教科が得意で、苦手の教科は何かさえもわかりません。
どのように勉強していけばいいのか、
どのくらい勉強するべきか
対策が立てられませんよね。
家計も全く同じです
対策が立てられないということは、このままいくらなのかわからない赤字が毎月積み上がっていくということです。
赤字を吸収できる貯金があるうちはいいですが、貯金が底をついてしまえば赤字分のお金をどこかで調達してこなければならなくなります。
現在の貯金額によって、どのくらいの猶予があるかは異なりますが、毎月の赤字によって貯金ゼロまでのカウントダウンが確実に始まっています。
しかも、赤字額が分からないということは、いつその貯金が底をついてしまうのかも予測がつかないということになりますよね。
大変危険な家計であるといえますね。
家計を把握していないザル家計、どんぶり勘定の家計は、家計をきちんと把握してみると実は改善しやすい家計であったというケースは少なくありません。
表現が適正かわかりませんが、ザルだった分、伸びしろも大きいんですね。
家計簿をつける必要性
先ほど、家計を把握していないと対策が立てられないとお伝えしました。
ザル家計は当然家計を把握していません。
ですから、家計をコントロールする対策を立てていないことが多いわけです。
いやいや、節約してますよ。
と思われる方もいるかと思います。
しかし、全体像を把握していないで行う節約は、手許のお金が足りないがための目先の調整でしかないといえます。
赤字額を把握していないと、貯金が底をつくカウントダウンが始まっています。
しかし、改善できる可能性が高い家計でもあります。
赤字家計を改善して貯金家計を作っていく。
その方法はいたってシンプルです。
家計を把握してないってさっきから何度も繰り返されてるわけだから、家計簿つけろっていうんでしょ。
と思われた方、正解です。
いくら使ってる?
家計簿をつけて家計を把握しないと何ら対応策が考えられません。
しかし、家計簿をつける行為はハードルが高いですよね。
わかってます。
大丈夫です。
ここから大事です。
聞いてください。
赤字家計の方は家計簿をつけても、赤字が判明してくる3週目あたりになるとモチベーションが一気に下がります。
このあたりでやめてしまうんですね。
これは仕方ありません。
マイナス金額が積みあがっていくのを毎日書くのはしんどすぎます。
そのため、文字として明確に赤字に気が付かないように家計簿つけてみましょう。
次週への繰り越しとか、今月の残額などを記入してしまうと赤字がバレちゃいます。
即バレですよね。
そういうタイプの家計簿は一旦お休みしましょう。
あとでおすすめの家計簿の書き方をご紹介しますね。
また、そもそも家計簿が苦手で続かないという人もいますよね。
色々な原因はありますでしょうが、まぁ、面倒くさいという一言で総括できるかなと思います。
これに関しましては、ねばならないを取り除くとハードルを超えることができます。
▶毎日書かなければならない
▶費目をきちんと分けなければならいない
などですね。
家計簿をつける目的は、いくら使ったか知ることです。
そのため、面倒くさいことはとにかく無くして、いくら使ったかを把握していきましょう。
今からおススメめする家計簿の書き方をご紹介していきます。
使った金額が把握できればざっくりでOK
毎日財布からレシートを取り出して記入するのは大変です。
とはいえ、財布からごっちゃりレシートが出てくる人結構いますよね。
そんな場合は、そのレシート全部合計して記入しちゃってください。
各レシートの合計額を足すだけですから、1分もあればできますよね。
食費、日用品費くらいには分けておきましょうか。
それ以外は全部その他でOKです。
その他が多すぎるとわけわからなくなってくるので、何に使ったかメモ書き入れておくと便利です。
何に使ったかわからないけど、お金使った記憶ある。
レシートはない。
そんなときは、使途不明金として金額を書いておきましょう。
正確な金額でなくてもOKです。
千円ぐらいかなで、構いません。
家計を記入するシートは1週間ごとに1枚のシートを使用するといいのですが、まとめて記入するのであれば2週間に一枚でもOKです。
まずは1カ月の支出を全部洗い出しましょう。
ちなみに、日付は書いておきます。
これは、慣れるまでは記入をおすすめします。
日付も何日から何日までとまとめてしまっていいんですけど、書かないと、先月のレシートやもっと前のレシートが混在してしまう可能性があります。
どこから出てきた?と思うのですが、 相談の現場では結構よく目にします。
1カ月の支出がわからなくなってしまうので、これは気を付けておきましょう。
家計が赤字でも落ち込まない
1カ月分の支出を記入したら、合計額を出してみましょう。
電卓を普段使用しない人にとっては、この集計が面倒だといわれます。
しかし、合計額を知りたくて書いてきたので合計をしてくださいね。
支出の合計額が出たら収入からその合計額を引いてください。
もし、赤字でも落ち込まないでくださいね。
この赤字額が把握できたことは家計改善の大きな一歩です。
赤字額を解消するためにどうすればいいのかを今度は考えていきましょう。
家計を設計する方法は当サイト内の記事をご活用ください。
また、読んでもよくわからないというかたは、家計簿講座で学ぶのもオススメです。
下記の家計簿講座では、初心者さんが貯金のできる家計を作るための家計管理の基本を一通り学ぶことができます。
ブログを読んで試行錯誤するより効率よく学びたいと思われる方は、ぜひご活用ください。
FPおおき
1級ファイナンシャルプランニング技能士
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)