住宅ローンのボーナス併用払いはNG。家計簿をつけていないリスク

住宅ローンはボーナス併用払いにしない

一般社団法人家計管理推進協会 家計簿インストラクターのおおきです。

高額であるマイホームはさすがに現金購入とはいきません。

そこで一般的には住宅ローンを組むことになります。

高い買い物ですから、住宅ローンの組み方ひとつで家計がローン返済中苦しいことになりかねません。

特に家計簿をつけていない家計では、安易にボーナスへツケを回しがちです。

その結果、住宅ローン返済中の家計が苦しく「こんなはずじゃなかった」となりかねません。

今回は住宅ローンのボーナス併用払いはリスクが大きいというテーマで見ていきましょう。

住宅の購入時にも家計簿は大活躍しますよ。

 

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住宅ローンはボーナス併用払い

住宅ローンを組む時に、月々の返済を抑える方法として、ボーナス併用払いという方法があります。

これは月々の返済とともに、ボーナス時にも返済をする方法です。

毎月返済していく方法に比べると毎月返済する金額が抑えられます。

ボーナス併用払いで毎月の返済額が購入前の家賃と同程度であれば、購入へのハードルが低く感じられてしまうことでしょう。

そのためか、家計を拝見しているとかなり多くのご家庭で、ボーナス併用払いを選択していることに驚きます。

家計設計の基本は現金払い

住宅ローンを考える前に、まず家計運営の基本を確認しておきましょう。

家計運営の基本は、現金でのやりくりです。

クレジットカードは購入時と支払い時にライムラグがあるため、借金です。

借金は、未来へのツケです。支払いの繰り延べです。

しかし、そんなこと言っても「来月払うし、別にいいよね?」と思われている人は多いものです。

ここに危険が潜んでいるのです。

先のことは誰にもわからない

当然ですが、先のことは誰にもわかりません。

まだもらっていない収入を当てにして買い物をすることのリスクは大きなものです。

「そんなこと言ってたら何もできないよ?」

そう思われるでしょうが、不確かな収入に確定支出をあてることは避けたいところです。

将来まだもらえるかわからない収入に対して将来確実な支出をあてるのはリスクが高いからです。

今月までもらっていた給料が何かしらの事情で来月もらえなくなるかもしれません。

そのような場合に借金の返済をやりくりして節約するということはできず、決まった金額を支払うことになります。

リスクが高いのです。

とはいえ、住宅のように高い買い物をする場合に現金一括払いで買える人は稀です。

超長期のローンを組まざる負えないわけですから、少しでもリスクは低減しておきたいものです。

住宅ローンをボーナス併用返済にするとリスクが2倍

住宅ローンをボーナス併用の返済方法にすると、返済リスクは2倍になります。

将来もらえるかわからない未確定収入である給料とボーナスの両方を返済にあてることになるからです。

さらにボーナスは業績連動型ですから、希望通りの金額がずっと支給されるとは限りません。

もしも、ボーナスが返済予定の住宅ローン金額よりも少なかったら貯金を取り崩すことになります。

貯金がなければ、財源の確保に頭を悩ませる事態に陥ってしまいます。

ボーナスの家計支出への割り振り

住宅ローンはボーナス返済しない

ボーナスは固定支出にあてるのではなく、娯楽等の”生活を豊かにするための支出”にあてる方が安全です。

ボーナスが支給されなかった場合や減額支給された場合に、カットできる支出項目にボーナスを配分することをおすすめします。

どういうことかというと、仮にボーナスが全額カットされたとしましょう。

その際、ボーナスで何を賄う予定にしていたのかで家計のリスク度が異なってきます。

全額をレジャーに使う予定でいたとすれば、ボーナス支給なしの影響としてレジャーの一定期間見送りという対応で乗り越えることが可能です。

しかし、固定資産税や住宅ローン、生命保険料の年払いなど確実に支払いが発生する費目にボーナスをあててしまっていると、その支払いに必要な金額以下の支給であった場合に財源が不足してしまいます。

家計リスクの少ないボーナスの割り振り方は、特別費と年払い費を明確に分けることによって把握することが可能となります。
詳しくは下記ページをご参照ください。

 

住宅ローンの返済は家計簿から考えるボーナスは特別費と年払い支出をしっかりと分けて管理しましょう。

家計簿の特別費の勘違い。費目別に2つに分けて予算を立てる

 

家計簿をつけてわが家の住居費を把握する

家計を把握せずに年収のみで住宅ローン借入額を考えてしまう人は多いものです。

これは家計簿をつけていないための危険な行為です。

住宅ローンの借入額を考えるのであれば、まずは家計簿をつけてわが家の家計を把握しましょう。

家族構成にもよりますが、子供が小さいうちにマイホームを購入するのであれば将来の支出増も加味しておかなければなりません。

今の家計で目いっぱいの家計設計をしてしまうと、将来支出が増加したときに間違いなく家計は苦しくなります。

必ず家計にはバッファーを作っておくことをおすすめします。

子供の大学資金が準備できていると仮定した家計の支出ピーク時は子供が高校性時代です。

この期間の支出を乗り越えられる家計設計にしておくことがポイントです。

子供の教育資金の貯金を含めて、しっかりと家計簿と相談してみるといいでしょう。

 

家計簿の書き方のコツ家計簿の書き方はこちらを参考にしてください。

家計簿を書くコツ!家計簿初心者が守るべき家計簿の書き方ルールは一つだけ

 

ボーナス返済しないと買えないかも?

ボーナス返済を併用しないと、住宅ローンの返済がツラいようでしたら借入金額を見直すことをおすすめします。

購入を先に決めてしまうと、どうにかして払えそうな方法を探していくことになります。

固定金利を変動金利にして、さらにボーナス併用もつかってみたり。

ムリなものをなんとか大丈夫そうにみせてみても良いことはありません。

実例ケースで確認してみましょう

最後に、リスクの高いボーナス併用方法をご紹介しておきます。

どのようなリスクがあるのか感じていただければと思います。

40歳で35年ローンを組んだとしましょう。

完済は75歳です。

ボーナス返済も75歳まで続きます。

60歳以降は年収減が予想され、ボーナスもほとんど期待できない可能性があります。

60歳以降の15年間。

ボーナス返済分が家計を圧迫する可能性は高いでしょう。

退職金を住宅ローン返済にあてるつもりでいる人もいますが、その退職金の金額と、退職時に残る住宅ローンの額を把握していないケースが多く見受けられます。

甘い見積もりは自分を苦しめることになりかねません。

家族が楽しく暮らすために購入を検討するマイホームですから、家族を苦しめるマネープランでは元も子もなくなってしまいます。

ボーナス返済を利用しての住宅ローン借り入れを考えているのでしたら、再検討してみることをおすすめします。

 

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