年間収支表の超簡単テーンプレートの作り方と書き方を詳細解説

年間収支表のテーンプレート紹介

一般社団法人家計管理推進協会 家計簿インストラクターおおきです。

今年も年末がやってきました。

家計の一年はほとんどのケースで暦年(1月1日~12月31日)ですよね。

ということは、年末は一年間の家計の総まとめ時期となります。

総まとめ時期と聞くと「めんどくさそう」なイメージがありますね。

しかし、日常の家計簿の使い方を一工夫するだけで、年末だからといって特別になにかをすることはありません。

今回は、家計の総まとめで作成される年間収支表の超かんたんな作成方法をご紹介していきます。

※YouTubeと公式lineを始めました。

YouTube動画
●毎月するな家計の予算立て:年間収支表の活用

公式lineはこちらからどうぞ。
家計管理がんばり隊/家計管理推進協会

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年間収支表とは?

家計の決算といえば年間収支表の作成が頭に浮かびますね。

年間家計表と呼ぶ方もいるかもしれません。

そもそも、この年間収支表とはいったいどういう表なのでしょうか。

どんな役に立つのでしょうか。

私たちは毎月家計簿をつけて収支を把握しています。

これは1カ月で収支を見るものですよね。

▶月々の家計収支を比較したい

▶各費目の年間合計額をしりたい

このような場合に、毎月の家計収支を一覧表に記入した表があると便利ですよね。

毎月の収支を一覧表に集約した表が年間収支表です。

 

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年間収支表を作成すると何の役に立つの?

わざわざ年末の忙しい時期に、家計簿のまとめとして年間収支表を作成するメリットはいったい何でしょうか。

メリットがなければ特に作成しなくてもいいわけです。

年間収支表を作成するメリット。

年間収支表に求めるメリットは実は人それぞれです。

例えば、

▶食費の毎月の推移を確認したい

▶水道光熱費の年平均を知りたい

▶黒字月と赤字月を把握したい

などです。

家計簿で何を管理してどのような目的をもって使用しているのかで、求めるその価値が変わってくるからです。

わが家は年間収支表で何を知りたいか?

明確にしておくと、作成する際の表の作り方にも役に立ちます。

当講座では、年間収支表を年間家計シートと呼んでいます。

年間家計シートは家計簿の一部として使用しているので、年末に特別に作成するという類のものではありません。

このシートは「予算の作成・検証・家計設計」をするために作成しています。

ここからは、当講座の目的(予算の作成、検証、家計設計)に沿った年間収支表(年間家計シート)の使い方と作成方法をご紹介していきますね。

自作家計簿ノートは注意。家計簿初心者がやりがちな役に立たない残念な家計簿

年間収支表を家計簿の一部にする

毎月記入してきた収支を一覧表にすれば年間収支表はできますよね。

しかし、毎月書いてきたものを転記するとなると面倒くさくないですか?

年末の何かと忙しい時期に一年分の収支を書き写す作業は、出来れば避けたいですよね。

数字を書き写していても何ら楽しくもないですし。

そこで、当講座では年間収支表(年間家計シート)を家計簿として利用してしまいます。

毎月書き込んでいくので、自動的に年末には年間収支表(年間家計シート)が出来上がっていることになります。

これなら年末の忙しい時期に手間をかけなくて済みます。

年間収支表の作成手順

では、年間収支表を実際に作成する手順を確認していきましょう。

当講座で使用している年間家計シートはこちらです。

年間家計シート家計管理推進協会

年間収支表に固定費を記入する

一般的にはこのような表に12カ月分の収支を家計簿から転記して作成しますよね。

先ほどお伝えしたように、それは面倒くさいです。

この表を家計簿として活用していきましょう。

この表の特徴は、固定費、変動固定費、やりくり費の3つに支出を分けている点です。

3つに分ける理由ややり方は、下記ページでご紹介しています。

家計簿の項目を3つのグループに分けるとお金が貯まる理由を解説

まずは固定費から書き込んでいきます。

住居費、駐車場代、こづかいなどの固定費は毎月一定額の支出ですよね。

毎月同じよう一定額の支出が1年間コンスタントに行われますから、12カ月分前もって書き入れても問題は生じません。

12カ月分書き入れちゃいましょう。

子供関係で4月以降の金額が変動するというようなケースがあれば、4月以降は判明してから記入すればいいでしょう。

また、子供がいるご家庭では1年を4月スタートとするのも一案です。

これで、一年分の固定費の記入は終了です。

年間収支表に変動固定費を記入する

次は、変動固定費を年間収支表(年間家計シート)へ記入していきましょう。

変動固定費とは、水道光熱費や携帯代金など、支払金額には変動があるものの毎月発生するような費目を指します。

毎月金額が変動するため、固定費のように12カ月分一気に記入することはさすがにできません。

請求書が届いたら該当費目箇所に記入していきます。

食費の平均額は月8万円!わが家の食費予算はいくらに設定すべき?

年間収支表と家計簿の書き方

ここまでで、あれ?と疑問に思われた人もいることでしょう。

家計簿に書いて、年間収支表にも書いたら、手間じゃない?

年末に一気に行う作業を毎月に細分化しているだけじゃないの?

確かに、家計簿に記入して年間収支表(年間家計シート)にも記入していたら煩雑です。

漢字練習か?と思われる反復作業は不要ですよね。

一般的な市販の家計簿使用ですと、その手間は避けられないかもしれません。

年間家計シートを利用すると、これ自体が家計簿となりますので別途家計簿に記入することはありません

年間収支表にやりくり費を記入する

最後にやりくり費を記入していきましょう。

やりくり費は手許で管理する日常生活費で、食費や日用品費などを指します。

やりくり費も一年分前もって記入することができない支出です。

支出した金額を定期的に家計簿に記入して把握することになります。

ここでようやく家計簿の登場です。

やりくり費のみ家計簿を使用していきますよ。

年間収支表で必ず行うこと

家計簿の項目は実はこの3つで十分です。家計簿初心者必見!項目の基本徹底解説

家計簿を使ってやりくり費を把握したら、年間収支表(年間家計シート)に記入します。

これで、固定費、変動固定費、やりくり費の記入が終了です。

毎月行うことは、変動固定費の記入と、家計簿をつけてやりくり費の把握です。

年末にわざわざ年間収支表を作成しようと頑張らなくても、勝手に出来上がっていきます。

さて、完成した年間収支表ですが、来年に活かしたいところです。

そのため、固定費を除く各支出は平均を算出しておきましょう。

変動固定費はこの平均額を使用して次年度を予算化することができます。

予算化できると家計はさらに管理が楽になりますね。

まとめると、年間支出表を使用して年度末に確認したいことは、

▶予算内で支出を賄えたか?

▶次年度の変動固定費の予算化

です。

家計簿がイマイチ使いずらいなどのお悩みをお持ちであれば、講座で学ぶこともオススメします。

当講座では、家計管理の視点からの家計簿の使い方を一通り学べます。

家計簿の記入に悩む時間がもったいないなと感じたら、ぜひご活用ください。

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この記事を書いた人

FPおおき
1級ファイナンシャルプランニング技能士
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)