平均を好む日本人

pic_g063“食費の平均は、いくらですか? ”

わが家の食費がよその家庭に比べて、“多いのか、少ないのか”とても気になるようです。
よその家計との比較質問は、食費を例にあげることが多いです。

その理由は、手元でやりくる費目の中で一番金額が大きいからでしょう。
“もっと削れるのでは? ” そういう思いの表れでしょうか。

さて、その気になる食費の平均ですが、勤労者世帯の平均値が70,844円(総務省家計調査家計収支編2013年)。

ホッと、しましたか? それとも、ドキッとしましたか?

もう一つ、多い質問。
“食費は収入の○%に納めるべきですよね? ”

キチンと先取り貯金をして、将来への準備も十分で、月々の家計も黒字。しかし、食費が○○%に納まらない。と言って、悩む。
この二つの質問は、実は、同じ位置からスタートしています。

平均値、いわゆるみんなと同じでいることで安心したいと、いう感情。

例えば、やりくり費が10万円だと仮定します。
その振り分けは次のどれが正しいでしょうか。
・食費が8万円 日用品その他は2万円
・食費が5万円 日用品が1万円、娯楽費は4万円
・食費が2万円 日用品が1万円 交際費が3万円 美容・洋服代が4万円

全部正しいです。なぜなら、わが家では、どこにお金をかけて、どこにお金をかけないか。
何にいくら使うかの配分は、自由です。わが家の生活スタイルをベースに配分を考えてください。

家計は一枚のピザ

“大きいのが欲しい” チーズたっぷりのアツアツのピザ。おいしそうですね。カット線の入っていない一枚の丸いピザは、食べやすいようにカットして取り分けます。カットするサイズは、もちろん、決まりはありません。すると、子供たちからは“一番大きいものをちょうだい”と、リクエストが。誰かの分を大きくすれば、誰かの分は小さくなる。家計も同じです。 どういうことでしょうか。 紙と鉛筆を用意して、一緒にやってみましょう。

  1. 大きく、丸い円を書いてください。このピザ円は、収入を表します
  2. 次に費目ごとに小さくカットしていきましょう  住居費、食費、娯楽費などわが家の支出費目名を書き入れます  この時、スペースの幅は気にしなくて大丈夫
  3. 記入した費目に金額を書き込んでいきます  黒字家計は、将来のための貯金分を先に  赤字家計は、赤字にならないように金額を調整します

家計が見える化できましたね。これで、予算がたてられました。
今の家計支出と比較することで、家計の改善項目がわかります。

ポイントは、わが家のお金の使い方に優先順位をつけて配分していくこと。

どこかのピースが大きくなれば、当然、他のピースは小さくなります。
平均額ではなく、わが家のピザ円(収入)の中に支出が全部納まることが大切です。
寒いこの時期。
こたつに入ってゆっくりとわが家のピザを作ってみてはいかがでしょうか。