ムリなくお金を貯めるコツは、必ず今すぐこの2点をチェック!
貯められない人が陥りやすい家計作業の罠
家計簿歴38年、また、1級ファイナンシャル・プランナー歴は12年になりました。
家計簿インストラクター、かつ、家計簿FP(ファイナンシャル・プランナー)おおきです。
イベント直前にお金がない!
どうしたら?
そんな駆け込み相談、特に教育費が多いんですけど、
お聞きしていると、ほとんどのケースで
・いままで貯めようと思わなかった
とか、
・貯めようと思いつつまだ先のことだとズルズルしてしまった
なんてお答えが返ってきます。
すると、
貯められない家計が苦しい時期にお金を捻出しなければならなくて、大変になってしまいますよね。
人生において、貯めやすい時期と貯めにくい時期が存在します。
今回は、お金を貯める最適な人生の時期についてご紹介していきます。
ぜひ貯め時期を逃さずに、賢く上手に必要資金を準備していただけたらと思います。
お金を貯める最適な人生の時期を知る
お金を貯める最適な人生の時期についてみていきましょう。
貯金ができないと悩まれている方。
もしかしたら今は使う時期かもしれません。
家計簿も貯金も来年から始めようかな~なんて思われている方。
今が貯め時期かもしれません。
人生には貯め時期と使う時期があります。
良いタイミングを逃さないように
ご自身が現在どのステージにいるのか、ぜひ確認してみてください。
お金が貯めにくい
支出のピーク
いつだと思われますでしょうか?
この時期を知っているのと知らないのとでは、家計戦略に大きな違いが生じます。
お金が足りなくて、貯金を取り崩しました!
借りました!
家計支出のピークを知らずに、家計や貯金がダダ崩れする方も珍しくありません。
早めに対策を立てるためにも、正しく認識しておきましょう。
具体例で確認します
設定を細かくするとややこしくなるので、シンプルケースにしますね。
夫婦と子供が一人バージョン
必要な設定は話に必要な都度、足していきますね。
まず、
ライフプランの流れ
社会人スタートとして、結婚、出産、子供の成長、そして退職となります。
この流れでお金を貯める時期と使う時期分けてみましょう。
いかがでしょうか。
だいたい想像がつきますよね。
独身社会人時代 貯め時期です
結婚してから出産までの間も貯め時期です
このあと
幼稚園もしくは保育園のルートの違い、居住地の補助などで家計は結構変わってきます。
そこで、話シンプルに
ママは専業主婦、子どもの成長と共に、のちのパートに就くことにします。
子どもは公立コースを進みます。
出産から小学校まで貯め時期です。
それから、小学校、中学校
次第に支出が増えていきますけど、まだ貯め時期ですね。
子供が高校性時代
この時期は家計支出がピークになる時期です。
ので、貯めるのは難しい時期ですね。
家計の貯金分を充当してやりくりしていくことになります。
家計の貯金分というのは、貯金を取り崩すということではありません。
これは、家計管理で大事な部分ですから後で触れますね。
必ず押さえてくださいね。
話し戻しまして、
家計の貯金分というのは、貯金を取り崩すということではありません。
これ、後で見ます。
先に、流れ見ちゃいましょう。
大学時代。
家から大学に通うとします。
大学資金は準備済みとします。
大学時代は貯めると使う
両方の時期です。
貯めてきた大学資金を取り崩して使うので、使う時期。
大学資金が貯金から出せると、高校時代の学校納入金などの家計負担分が減るので貯め家計を作りやすくなります。
ただし、大学生
20歳になると国民年金の支払いがありますから、だれが負担するのか
相談されておくといいですよね。
支出のピーク
ざっと流れを見てきました。
ここで終わるとふ~ん。ですぐに忘れちゃので、
これをわが家にあてはめてみましょう。
メモにざっくりと線表を記入して、家族の年齢を書き込んでみてください。
子供の誕生ゼロ歳
父28歳母も同じ年とします。
すると、支出がピークになる時期
アラフォーなんですよね。
この時期に貯金することが難しい家計が多いので、この時期はムリしないで済むような家計を設計していくことが大事になります。
支出ピークの高校生時代
この時期に家計が上手く回るために、その前までに貯め家計を作っておくことがポイントになります。
さきほど、後でお伝えしますねとした部分がここです。
ここでいう貯め家計を作る
というのは、貯金をするという意味ではありません。
正確にはバッファーのある家計を作っておくということです。
子どもが中学生頃まで仮に毎月6万円貯金していたとします。
この6万円。
高校生時代の支出増加部分にあたられたら、家計は貯金が増えないまでも、ピーク時を乗り越えることができますよね。
しかし、ここを想定していない家計は
貯金を取り崩して対応したり、貯金がなくて、大学用に貯めてきた学資保険を高校時代に使っちゃったり、また、借り入れをして対応したりします。
そうなると、その後の人生設計に大きな影響を及ぼすことになりますよね。
貯め時期に家計にバッファーを作って、支出ピーク時はその部分も家計支出にあてて乗り切る。
支出ピーク時は貯められないと割り切って家計設計を行うと、家計も心も楽になりますね。
そのためには、早い時期から支出ピーク時の家計を意識することがポイントになりますよね。
ぜひ、ご自身の家計を今一度見てみてください。
FPおおき
1級ファイナンシャルプランニング技能士
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)