Daiso家計簿4種2026年【初心者向けの選び方】家計簿FP®が解説

家計簿を始めたいけど、
「何から始めればいい?」
「続けられるかな?」
「難しそうだよね?」
こんな不安ありますよね。

はじめての家計簿。
お値段の高い家計簿タイプは気が引けるし、種類がありすぎて選べない。
そんな思いにこたえてくれるのが、Daiso家計簿。

そこで、選び方から書き方、続け方まで家計簿歴40年の家計簿のプロが解説します。

記事の最後では、家計簿歴40年の山田さん(仮名)とのYouTube対談
【失敗経験豊富な家計簿歴40年と38年の二人が伝える家計簿を選ぶコツ】を一部ご紹介していますので参考にしてくださいね。

この記事を書いた人

家計簿FP®おおき
家計改善業歴14年、家計簿歴40年の1級FP
わが家のちょうどいいを探す家計管理はわかりやすいと各種メディアでも好評
朝日新聞家計ボーエイ隊連載、毎日新聞、東京新聞、AERAなど掲載多数

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Daiso110円家計簿4種 初心者にオススメはどれ?

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目次

  1. Daiso家計簿の種類と特徴
  2. Daiso家計簿の選び方
  3. 初心者向け書き方のコツ
  4. 初心者が家計簿を続けるコツ
  5. 家計簿挫折度UPする、ついやっちゃうNG行動
  6. 家計簿のプロがDaiso家計簿をすすめる理由
  7. 失敗経験豊富な家計簿歴40年と38年の二人が伝える家計簿を選ぶコツ

Daiso家計簿の種類と特徴

 ☘ Daiso家計簿は4種類

Daiso家計簿4種

Daiso家計簿は4種類あります。

①らくらく家計簿
②レシートが貼れる家計簿
③節約術家計簿
④家計ノート

せっかく家計簿を始めるのですから、長く続けていきたいですよね。
家計簿を続けていくには、自分に合ったタイプを選ぶことが大切です。

しかし、自分に合うタイプ探しが家計簿初心者さんには大きなハードルですよね。

そこでまずは、それぞれの家計簿の特徴を見ていきましょう。

☘ 種類別の特徴

Daiso家計簿の特徴

①らくらく家計簿

この家計簿の一番の特徴は、わが家の家計の計算期間に合わせられることです。
予め日付がプリントされていますが、その下に自由に日付を書き入れられるスペースが用意されています。

家計簿に日付があらかじめプリントされている場合、Daiso家計簿だけでなくどの家計簿も暦年のカレンダー形式になっています。
家計の1カ月を1日から末日までで管理します。

給料日が1日でわが家の家計が1日から末日までで運営するのであれば問題は生じません。
しかし、給料日から給料日の前日までで管理する場合は、やりにくくなります。

例えば、給料日が25日であれば、25日から翌月の24日までが家計の1カ月になりますね。
カレンダー形式では2カ月にまたがってしまうので使いにくくなってしまいます。

Daisoらくらく家計簿は、自由に日付を書き入れられるスペースが用意されていますから、家計の1カ月スタート日に関わらず使用できます。

 ②レシートが貼れる家計簿

この家計簿の一番の特徴は、レシートを貼るスペースが設けられていることです。
あとでレシートを見返したい人や、保管しておきたいレシートがある人に便利です。

★あとでレシートを見返すケース

例えば、

・レシートで買物を振り返って、ムダ買いがないかチェックしたい
・食材の在庫管理に使いたい

★保管しておきたいレシートがあるケース

例えば、

・医療費控除用にレシートを保管しておきたい
・保証証とレシートを一緒に保管しておきたい


この「レシートが貼れる家計簿」は、レシート貼るだけ家計簿ではないので、注意が必要です。

レシート貼るだけ家計簿は、レシートを貼って支出金額を把握するタイプです。そのため、家計簿の記入は簡便になります。

Daisoレシートが貼れる家計簿は、あくまでもレシートを貼るスペースが設けられているということで、家計簿の記入は他の家計簿同様に行います。

③節約術家計簿

この家計簿の一番の特徴は、予め項目がほぼプリントされていることです。「そもそも家計簿で使う項目ってなに?」こんな疑問のある人もいますよね。

そこで、家計簿の項目の説明をしておきますね。
家計簿の項目は、支出のグループです。
例えば、野菜などの食品を購入したときは「食費」という項目を使って、ここに同じタイプの支出をまとめます。

支出をグループ分けするグループ名が項目名です。
そのため、項目名は絶対にこれを使用するべきというルールはありません。
自分で分かればその項目名で大丈夫です。

ただし、家計簿初心者さんが、いきなり項目をゼロから作成して家計簿スタートするのはかなりハードルが高い作業です。予め決められていたほうが始めの一歩は出やすいですね。

④家計ノート

この家計簿の一番の特徴は、項目立ての自由度が高いことです。
節約術家計簿ではほぼ項目が決められているタイプですが、家計ノートは自分で項目名を決めていくタイプです。

自分で項目名を決めていく必要があるので、「家計簿で使う項目」に慣れていない人は項目立てのハードルが高くなります。

自分で項目名を決めていくタイプのメリットは、わが家の家計にジャストフィットする項目で家計簿記入ができることです。

例えば、独身者や夫婦だけの世帯では、「こども費」という項目は不要ですよね。すでにプリントされている項目で不要のモノがいくつも出てくるようであれば、自由度が高い家計簿タイプが使いやすいですね。

Daiso家計簿の選び方

家計簿の特徴をもとに、「世帯別」「性格別」の2つの観点で自分に合った家計簿を選ぶコツをご紹介します。

おススメの家計簿を購入しても、なんとなく字体が好みじゃないなんて場合は続きにくくなりがち。

実際に手に取って見比べられる環境でしたら、ファーストインプレッションを大事にしてください。
家計簿をパラパラしたときの、色遣い、文字の形態、デザインなど。
何となく自分好みのモノを選ぶと続きやすいです。

家計簿をペラペラした時の「あ、これかな」は、結構な確率で自分に合った家計簿である確率が高いです。

☘ 世帯別

一口に家計簿生活を始めるといっても、生活環境や世帯構成はそれぞれ異なりますよね。
そこで、世帯構成ごとのDaiso家計簿4種の選び方をご紹介します。

世帯別家計簿の選び方

①独身・夫婦世帯

買物の回数が少ない、決まった支出で項目数が少ないなどの場合は、どの家計簿タイプを選んでも大丈夫です。

 

ただし、仕事などで忙しい場合には記帳の手間を省けるような転記の少ないタイプがオススメです。
「レシート貼る家計簿」以外で選ぶといいでしょう。

②子育て家庭

子育て家庭の支出は実にさまざまです。

例えばこのような支出があります。

・幼稚園・保育園代
・学校給食費
・授業料
・修学旅行積立て
・部活動
・塾代
・習い事
・定期代


どのように項目分けをするかで変わってきますが、自由に記入できるスペースが多く設けられていると便利ですね。

また、落ち着いて家計簿記入する時間が確保できない場合には、週間合計だけ記入できる「節約術家計簿」や「らくらく家計簿」がオススメです。

③年金世帯

年金世帯も基本的にはどの家計簿タイプを使用しても大丈夫です。

ただし、わが家の1カ月が1日~末日まで以外であれば、応用のきく「らくらく家計簿」や「家計ノート」がオススメです。

☘ 性格別

世帯構成ごとに家計簿を選んでも、やはり性格は人それぞれ。
ザックリと4タイプの性格別に選ぶコツをご紹介します。

性格別家計簿の選び方

①大雑把

「細かく記入するのは苦手!」
こんな人には、いざとなったら1週間の合計だけ記入ができるタイプがオススメです。

1週間単位で、お財布リセット。
レシートと余ったお金をお財布から取り出して、来週分のお金をセットします。
1週間分のレシートをざっくりと項目分けして、項目ごとに合計金額を記入するだけ。

「らくらく家計簿」や「節約術家計簿」が適しています。

②几帳面

キチンと決められたとおりに書かないと気持ちが落ち着かない几帳面な人は、実は、一番家計簿挫折度が高い タイプです。

自分でルールに縛られて苦しくなってしまいがち。

・毎日きちんと書かなければならない
・キチンと項目を分けなければならない
・家計簿の残高と手許の残金は一致しなければならない


どのタイプの家計簿を使用するにしても、肩の力を抜いて取り組むといいでしょう。

③書くのが好き

書くことが好きな人は、どのタイプの家計簿でも大丈夫です。

家計簿に日記や気づいたことを記入するのであれば、毎日のメモ欄がある「節約術家計簿」や「らくらく家計簿」が適しています。

④継続が苦手

・何か一つのことを続けることが苦手。
・今までになにも続いたことがない。

このような人は、一度中断しても気づいたときからすぐリスタートできるようなタイプ「らくらく家計簿」がオススメです。コラムも充実しているので、家計簿の中に楽しみを見つけることもできます。

 

初心者向け家計簿書き方のコツ

実際に家計簿の該当ページを写真掲載して書き方をお伝えできるとわかりやすいのですが、著作権の問題がありますので、差し支えない程度に文字でお伝えしていきますね。

☘ 月別記入ページ

月別記入ページは、毎月の扉ページのことです。
収入と支出を記入して、1カ月のお金の流れを全体像で掴めます。

実際に記入する段階で迷う人が多い収入金額。
家計簿に記入する収入は手取り収入です。
手取り収入は給料として銀行口座に振り込まれるお金です。

Daiso家計簿の特徴で、4タイプとも毎月の収入記入欄に前月からの繰り越しを記入するスペースが設けられています。
しかし、ここは記入しない方がベターです。

なぜなら、前月の繰り越しを今月の収入に加算すると、毎月の収入額にばらつきが生じるからです。

月の収入が30万円だったとします。
ここに、前月の残額2万円を加算すると、32万円使える月ができます。

前月の繰り越しはプラスの場合もありますけど、家計によってはマイナスの場合も生じますよね。

前月の残額がマイナス2万円なら、今月使えるお金が28万円。
当月以前の家計の収支状況に当月の使えるお金が影響を受けてしまうと、管理しにくくなります。

プラスでもマイナスでも繰越さずに、毎月リセットしたほうが分かりやすく管理しやすいですよね。

☘ 毎週、毎日記入するページ

毎週、毎日の記入部分はDaiso家計簿4種の各タイプでフォーマットが異なります。
どの家計簿を選ぶとしても、項目分けに迷ったら「その他」に振り分けてしまいましょう。

どの項目に入れればいいのか迷ってネット検索したりしても、なかなかドンピシャな項目分けの正解にはたどり着きません。
なぜなら、項目分けは自由なグルーピング作業だからです。

項目の分け方に迷う支出が出てくるたびに検索をしていると、つい億劫になって後で調べようと後回し。
家計簿記入も止まってしまいます。

家計簿初心者さんはまずは家計簿の記入を続けることが大事です。
項目分けにあまり神経質にならない方がベターです。

☘ その他の家計簿ページ

月扉と毎週、毎月の記入ページ以外にも、Daiso家計簿は記入するページが設けられています。
記入ページは4タイプでそれぞれ少し異なります。
しかし、どのタイプの家計簿でも共通して気をつけておきたいことがあります。

それは、必要なページのみ活用するということです。

家計簿初心者さんが家計簿に疲れてしまうケース。
家計簿に用意されている全ての記入ページを埋めようとムリしてしまうことです。
始めから何から何まで行うと大変すぎます。
余力があれば、もしくは、わが家にとって必要だと思うページがあれば活用すれば十分です。

家計簿スタート時は、どのページがわが家に必要かも判断が付かないでしょうから、まずは、月扉ページと毎週、毎日の記入ページで始めてはいかがでしょうか。

初心者が家計簿を続けるコツ

家計簿のお悩みNO.1は「家計簿が続かない」です。
これから家計簿をスタートする人も、続けられるかな?と不安ですよね。
そこで、家計簿を続けやすくするためのコツを3つご紹介します。
ポイントは、気持ちを楽に取り組むことです。

☘ 記入を楽にする方法

家計簿の記入は、実はシンプルがベターです。
初心者さんは「家計簿つけるぞ!」と意気込んで何から何までちゃんと書こうとしてしまいがちです。

・項目をキチンとわけて書く
・どこで何をいくらで買ったか細かく書く


家計簿の記入が面倒くさいと、あとで書こうって、つい後回しにしますよね。
すると、気がつけば挫折していたなんてことになりがち。

支出額さえ記入してあれば家計簿の役目を十分果たします。
書くことをとことん減らして家計簿に慣れることからスタートしてみましょう。

☘ 記入を習慣化する方法

家計簿の記入を習慣にしてしまうと続きやすくなりますよね。
習慣化するには、生活のルーティンに組み込むのがポイントです。

家計簿生活が長い人は、歯磨きなどの生活習慣と同じで「書かないと落ち着かない」と口を揃えます。

・帰宅したら記入する
・お風呂に入る前に記入する
・休日の朝一で記入する


など、ご自身の生活リズムに合わせて、ルーティン化をしてみてください。

☘ 家計簿生活を1年間続ける方法

せっかく家計簿を始めたのであれば1年間は続けたいですよね。
実は、1年間続ける簡単な方法があります。

それは、何度ストップしても、またすぐリスタートすることです。

「なんだそんなこと?」と思われるかもしれません。
しかし、家計簿を挫折してしまう多くの人が、一度ストップしてしまうと腰が重くなってしまいます。

「来月から頑張ろう」「来年から気持ち新たに頑張ろう」

ズルズル先延ばしして動けなくなってしまいます。
これを防ぐには、家計簿記入が止まっていると気づいたらすぐにリスタートすることです。

その際に、ストップしていた間のレシートを整理して家計簿に記入をする必要ありません。
今日、今からまた書き始めていきましょう。

これを続けていくと、1年間なんとか走り切ることができます。
1年続けられると、次の1年はもう少し楽に続けられるようになりますよね。

家計簿挫折度UPする、ついやっちゃうNG行動

良かれと思って取り入れた行動が実は逆。
家計簿の挫折度がアップする行動だとしたら残念ですよね。
家計簿初心者さんがうっかりやってしまうNG行動を3つご紹介します。

☘ 効率を求めて挫折

抜け漏れなく家計簿を記入するために、外出時の支出を家計簿アプリ使用してチョッチョッと管理。
これは、家計簿アプリに入力したあとで紙の家計簿に書き写す方法です。

隙間時間に家計簿アプリへ入力できて、時間のある時に家計簿に書き写す方法ですから、効率がよさそうに感じます。

しかし、実はその逆。

家計簿アプリにすでに入力してある支出を書き写す作業はハードルが高くなります。

なぜなら、「もう入力してある=支出の把握は完了している」と脳が誤解するからです。

そのため、既に完了しているものをわざわざ書き写すとなると面倒くさく感じて後回しにしがちです。
ズルズルした結果、家計簿アプリと紙の家計簿の家計情報は別々になってしまいます。

・「食費はこっちです」と、家計簿アプリを開く
・「住居費はこっちに書いています」と紙の家計簿を開く

紙の家計簿とアプリの併用で効率性を求めたのに、逆に非効率になってしまうことがあります。

家計簿初心者さんの家計簿生活は、まずは、紙の家計簿のみから始めることをおススメします。

☘ 完璧な家計簿を目指して挫折

その他の家計簿ページや記入を楽にする方法でご紹介した通り、スタート時はどうしても何から何まで完璧にやろうと力んでしまいます。

「あれもこれも書いておいた方がいいよね。」
では、やることが多くて大変です。

家計簿は大変だというイメージが大きいのは、記入項目の重要度を高低選別できないからです。

慣れてくれば記入すべき事項が分かってきます。
それまでは、収支の記入ページのみ取り組んでみましょう。

家計簿のタイプによっていろいろなページが設けられています。
余力が生じてから、もしくは、わが家にとって必要だと確信したときに足していくページの例は次の通りです。

・水道光熱費のグラフ作成
・おつきあいの記録(いただきモノや贈りモノ)
・年間貯金額表
・ライフプラン表
・底値表

 

やることが多ければ当然に挫折度は高くなります。
ムリせずに必要であれば徐々にやることを増やしていきましょう。

家計簿のプロがDaiso家計簿をすすめる理由

家計簿歴40年かつ、家計簿FP歴14年の筆者がDaiso家計簿をオススメする理由は、次の2点です。

①安価
②初心者向きのオーソドックスな内容

☘ 始めやすい手軽な価格110円(税込み)

Daiso家計簿の魅力は価格が安いことです。
なんと1冊110円(税込み)です。

この金額なら、続けられるか不安でもとりあえずやってみようとトライできますよね。

極端に言えば、収支を掴むだけなら家計簿を使用しなくてもA4のコピー用紙にメモ書きでも用が足ります。
そのため、私は家計簿にお金をかける必要性を感じていません。

とはいえ、家計簿初心者さんがいきなりメモ書きではハードルが高いので、ファーストステップに安価なDaiso家計簿は最適です。

無料プレゼント

当協会(一般社団法人家計管理推進協会)でもやりくり費シートを配布しています。
この記事TOPから公式lineでお友だち登録 して使ってください。
※やりくり費シートは手許で管理する食費等のお金を記入するシートです

☘ 初心者に書きやすい内容

安価なDaiso家計簿ですが、タイプの違う4種類のラインナップがあり、性格や家族構成、好みに合わせて選ぶことが可能です。

どの家計簿タイプも市販の家計簿に見劣りせず、記入スペースは工夫されています。
項目があらかじめプリントされているタイプもあり、初心者でも記入に迷うことなく始められます。

無料で始められるノート家計簿も人気がありますが、項目立てを自分で行う必要があります。

こちらはある程度わが家の家計を把握している人向きで初心者にはハードルが高いです。

勉強代として110円は決して高い金額ではありません。
ぜひ最初の1冊はお金を出して購入されることをおススメします。

失敗経験豊富な家計簿歴40年と38年の二人が伝える家計簿を選ぶコツ

家計簿歴40年と38年の二人の家計簿座談会

6年前の当協会家計簿インストラクター講座の受講者さんが家計簿基本講座に遊びに来てくれたので、緊急座談会開催。
家計簿歴38年のおおきと、家計簿歴40年の山田(仮名)さんで、Daiso100均家計簿を一緒に選んでみました。
※この座談会は2023年のものです
※家計簿歴も当時の経歴です
※二人の失敗トーク満載の動画はこの記事TOPからYouTubeでどうぞ。

☘ 家計簿歴が長い二人の選ぶポイント4選

家計簿FP®おおきと、山田さん(仮名)の二人がDaiso家計簿を選ぶときに着目したポイントは次の4つです。
①1行タイプ②項目分け③繰越記入欄④予算

①真面目すぎて耐えられなかった1行タイプ

「全部消して書き直したのよ」
と山田さん。

1行タイプの家計簿とは、上から順に書き入れていくフォーマットのことです。
1日から末日で管理している場合は、1日から末日までの流れで上から順に支出を記入していく方法です。

日付順に上から記入していきますから、あとから前日、前週のレシートが出てくると記入が前後してしまいます。

山田さんが全部消して書き直したのは、後から出てきたレシートを記入するため。
日付がきちんと順番になっていないと気持ちが悪くてダメだったそうです。

しかし、気をつけていても後から出てくるレシートはなくならない。
全部消して書き直すのが面倒くさくなって挫折。

Daiso家計簿4種だと、家計ノートとレシートが貼れる家計簿が1行タイプです。
真面目な人は、後からでも書き込みやすい「節約術家計簿」か「らくらくかんたん家計簿」がいいかもしれませんね。

②適度にプリントされてる項目が便利

項目の設定は家計簿初心者さんにはメチャクチャ高いハードルですよね。
そもそも、項目ってなに?
という人もいます。

そこで、家計簿スタート時は適度に項目がプリントされているタイプが安心です。
 というのも、使う項目が全て決められてしまっていると、どの項目に入れればいいのか迷うケースが出てきます。

そこで、一般的にだいたいのご家庭でこれはあるよねという項目だけがすでにプリントされていて、かつ、自由に項目を足せるタイプがオススメです。

Daiso家計簿4種では、「レシートが貼れる家計簿」と「節約術家計簿」です。

 

 

③繰越記入欄で狂う家計の管理

「余ったお金は私の頑張った実績だからへそくりよ」
と山田さん。

へそくりなら気兼ねなく外食も楽しくできるとのこと。

繰越欄については、家計簿の書き方のコツでご紹介している通り、利用しない方が家計の管理は楽になります。

家計管理は毎月の収入を一定にする。
これがやりくりをやりやすくするコツです。

余ったお金を次の月の収入に加算してしまうと、使えるお金が月によって変わってしまいます。


人は習慣の生き物ですから、いつも同じ。

が、脳みそは楽です。


収入をいつも同じにするためには、余ったお金は繰越さずに別に管理することをおススメします。

④予算設定と予算管理の重要性

実は、家計簿初心者さんが予算設定するのはハードルが高い作業です。
なぜなら、わが家の支出額を掴んでいないと適正な予算が立てられないからです。

生活にあわない予算を設定すると、予算が多ければムダが多くなります。
また、予算が少なければ窮屈な生活になります。

Daiso家計簿4種で予算欄があるのは「家計ノート」だけです。
わが家の支出傾向が全く分からない人は、いきなり適当な予算を設けるのではなく、まずは他の3タイプの家計簿を選ぶといいかもしれません。

 

☘ Daiso家計簿4種二人が選ぶおススメの1冊

YouTube収録1時間。
2024年版のDaiso家計簿4種の中から、家計簿歴の長い二人がいろいろな観点から初心者向けのオススメの1冊を選びました。


その1冊は、【Daiso節約術家計簿】です。

節約に適した家計簿かどうかは言及できませんが、この4冊の中で選ぶならこれがベターかなという結論です。


二人の対談は2024年版ですが、2026年版のDaiso家計簿選び用にリライトしていますので、ぜひ参考にしてください。