貯蓄を増やす家計簿の選び方

もうすぐ2020年の家計簿が書店に並びだします。
10月スタート様式の手帳は早くも並んでいますね。

たくさんの種類の中から一冊を選ぶという行為はとても大変な作業です。
選択肢が多くなると、選びづらいものです。
そんな状況の中で、毎年の家計簿をどのような基準で選ばれていますか?

書店で家計簿コーナーのマンウォッチングをしていると、皆さん結構長い時間迷われているご様子です。
手に取ってパラパラ眺めての繰り返し。
で、最後の決め手は何だろう?
ここ、気になるところです。

さて、家計簿の選び方。
貯蓄していく家計管理を行うには、アイテムは大変重要になります。
なんでもそうだと思いますが、相棒選びは大事ですよね。

そこで、まず、相棒選びの基準を考えていきましょう。
家計簿選びといっても、市販の家計簿、携帯アプリ、エクセルなど種類も豊富。
当協会では手書きを推奨しているので、市販の家計簿で話を進めていきますね。

そもそも家計簿を購入する目的は、支出を記入したいからではありません。
・貯蓄したい
・家計の赤字をなくしたい
など、何か目的があって利用するアイテムです。

その目的に合わせた相棒を選ぶことが大変重要になります。

野球をしたいのに、サッカーボールじゃまずいわけです。
映画を見たいのに、プールに行ってもダメなのです。

目的に合ったアイテムを選ぶ。
と、いうことは、まずは目的を把握していなければ選ぶのが難しいということです。

今回は、貯蓄を増やすための家計簿の選び方というテーマなので、そのテーマで選んでみましょう。

結論から言いましょう。
満足な貯蓄のできていない人が貯蓄を増やしたいのであれば、市販の家計簿を使わないことです。

なぜか?

ほとんどの市販の家計簿は、収入から固定費を差し引いて、変動費を引いた残額がその月のやりくり費として計算される記入方式です。
毎日の記入する部分は、そのやりくり費部分です。

そりゃそうだ。
と、思うでしょうが、ここが大問題なのです。

この方式で素直に貯金を捻出しようと思うと、やりくり費を削ることになりがちです。
もろもろ払って、残ったお金で生活をするわけです。
毎日の食費等を節約して、いかに残すか。
これが大命題となります。

節約記事が人気あるのは、多くの人がこの方式で家計をやりくりしているからでしょう。

では、固定費に先取り貯金を加えておけば、そのデメリットはなくなって貯蓄は増えていくのか?
これは、その通りです。
ただ、気を付けなければならないことがあります。
一般的に先取り貯金の定義があやふやだということです。

当協会での先取り貯金の定義は、「将来の支出を賄うための貯蓄」です。
そのため、よく見かけるマネー記事での先取り貯金とは異なります。
・家計に負担のない金額から始めましょう
・5千円程度から練習しましょう
このようなスタイルは、貯蓄の意味を成しません。

例えば5年後に200万円の自家用車を購入するとしましょう。
今から家計に無理のない金額を先取り貯金して買えますか?
そもそも、家計に負担のない貯金額っていくらですか?

5年後に200万円の自家用車を購入したいのであれば、その目的に沿って貯めなければなりません。
月額約3.3万円程度貯めていかなければ、5年後に購入することはできません。

こういう視点で行うのが先取り貯金です。
先取り貯金を行うのであれば、この先取り貯金を固定費に加えて、その残額でやりくり費が算出されるわけです。
家計が苦しいと訴えるケースでは、やりくり費とその他の支出(先取り貯金を含む)とのバランスが不適正となっています。
そのため、やはり節約に終始してしまいがちです。

貯蓄を増やすために家計簿を利用するのであれば、まずは、適正な家計配分を決定することが最重要となります。
不適正であれば、どんなに節約を頑張っても、家計は苦しく一向に努力が形になって現れてきません。
適正なやりくり費を算出して、そのやりくり費が配分された予算をうわまらないようにチェックする目的でメモ記帳していきます。
記帳しないとなぜかオーバーしていきますから。
これが、家計簿の使い方です。

家計設計がきちんと出来上がっているのであれば、市販のどの家計簿を利用しても構いません。
※細かい選び方はありますが、ここでは省きます。当サイトの他のブログ記事をご参考ください

しかし、家計簿の促す通りにしか使えない管理の仕方をしているのであれば、家計簿を付けても効果が上がらず挫折しやすいでしょう。
まずは、家計を土台から設計することをお勧めします。
※設計方法については当サイト内に様々記事がありますのでご利用ください。