クレジットカードを多用しているので、明細表が家計簿の代わりです。は、家計管理が本当にできるのか?

家計管理とクレジットカード

わざわざ家計簿を付けなくても、クレジットカードの明細表があるから代用できますよね。
このような感覚の人が多くなっています。
明細表があれば、クレジットカード中心の生活で本当に家計管理が上手くできるのでしょうか。
できているのでしょうか。

キャッシュレス社会へ移行しつつある日本で、上手に家計管理を行う方法はキャッシュか?キャッシュレスか?
はたまた併用か?

考えてみたいと思います。

タイムラグのある明細書

家計相談に来られる、クレジットカードを多用する方には、明らかに同じ傾向がみられます。
家計の内容を把握するために明細表の持参をお願いすると、ごっそりとお持ちになられます。
しかし、明細表の封が開いていないのです。
それも何カ月分も。

気まぐれに開けたらしき月も見られますが、明細書を見る意識は薄いようです。

消費行動の最大の関心事期は、購入するまででしょう。
あれこれと値段や商品を比較した買い物でも、衝動買いでも同じ。
いざ商品が手に入ってしまえば、それと引き換えにしたお金のことは薄れてしまいます。
現金ですらそのような感覚になりますから、クレジットカード利用で購入した場合は支払いに大きな関心は寄せないでしょう。

このような買い物が日常的に行われている中で、明細表を事細かに確認することは稀といえそうです。
使ってしまったお金に興味はないのです。

クレジットカードを使用したときと明細表が届く時期にタイムラグが生じるのも一因です。
使うその時点が感心ごとの頂点なわけですから、使った後は興味が縮小されます。
それも大幅に。

このような理由で、明細書の封を開ける作業は後回しになるのでしょう。

明細表に使った金額が印字されていてもこれでは何の役にも立ちません。

このような傾向の方には、クレジットカードの使用を控えるようにお伝えしています。
いま、簡単に見てきたように、クレジットカードの明細表が家計管理に役立ってなく、購買欲求の抑止力にならないからです。
むしろ、家計管理をしているつもり意識を明細表が作り上げていることが、問題になっています。
実際に行っていることと、行える可能性があることが混同してしまっているわけです。

このギャップを埋めるには、一度クレジットカードをやめて、現金利用で家計簿を付けてみるといいでしょう。
この時点で面倒くさいと感じるかもしれません。
しかし、現在のクレジットカード利用の便利さと引き換えに何を失っているでしょうか。