食費の節約で家計の赤字は改善するのだろうか

購入を徹底的に管理していく家計管理法があります。
購入商品名と値段をすべて書きだす方法です。
手許でやりくりするお金の中で、特に金額が大きいのが食費ですよね。

まあ、月2万円で家族4人。
などという記事があったりしますが、ごくごく、平凡な一般家庭では少し難しいかもしれません。
食費、日用品費、交際費などの手許コントロール支出の中で、やはり、食費の占める存在は大きいでしょう。

そのためか、家計が苦しいと、まず頭に浮かぶのが食費の節約です。
もしくは、水道光熱費でしょうか。
家計を管理するママが一人で対応出来るのが、これらの支出であることも理由となりますね。

例えば、パパのおこずかいカットは、一方的には難しいでしょう。
子供の塾代も、削りにくい。
レジャー費はさらに家族に賛同を求めにくい。

こうやって、支出項目を見てみると、ママ一人で奮闘すれば何とかなりそうなのが、食費や光熱費です。
そこで、食費がやはり目玉になるわけです。
食費を徹底的に管理しようと思えば、購入したものを家計簿に記帳することになります。
ただ、この方法だけでは、食費はそんなに落ちません。

支出をコントロールするときの大前提として必要なことは、「計画」と「予算」です。
食費の月予算を決定する。
週単位に細分化する。
その予算を守って購入していく。
こういう流れになるのでしょう。

食費予算が月4万円であれば、一日に使える金額は1,300円くらいです。
この金額で賄おうと思えば、スーパーの中をぐるぐる何週も巡る羽目になりがちです。

そこで、「献立」が大事になります。
予算内でおさまるようにあらかじめ献立をたてて、食材のムダを省くのです。

このような管理方法で家計の苦しさを改善していこうという取り組みは、大変な労力です。
なぜなら、そもそも、その食費予算がわが家の実質必要な金額を確保できていないがために、キツキツで行わなければいけないのですよね。

ようは、家計全体の支出配分が不適切だから、食費にしわ寄せが来てしまうわけです。
そう考えると、食費を頑張って節約しても、そもそも予算配分に無理があるわけですから、家計が楽にはならないのです。
購入食材を項目、金額など全て記入して、献立をとおして予算を守る。
こんな大変な行為をしても、家計を救うことは難しいのです。

貯蓄が可能ということは、家計に余剰金ができるということです。
そのためには、当然ながら家計全体を見て収支の適正配分を考えなければなりません。
収入から各種支出を差し引いて残ったお金がやりくり費ではまずいのです。

節約では家計は楽にならないという根拠はココにあります。

適正配分を行った後に、節約を取り入れるのであれば、それは大変効果的であると言えます。
しかし、ほとんどの人はそうではありませんよね。
不適正な配分のしわ寄せが食費に表れていて、それを節約でなんとかつじつま合わせをしよう(赤字にならないようにしよう)と頑張っているわけです。

赤字は改善できるかもしれませんが、家計に余裕ができるかどうかはわかりません。

家計を楽にしようと思ったら、節約ではなく、家計を改善する必要があります。
それは、家計全体を見て、支出配分を変えていくことです。
貯蓄をも設計に入れた家計を作ること。
効果的な家計管理を行うことが大事です。