家計簿を付けないザル家計の貯蓄の幻想

家計簿はつけなくても貯まる。
貯められる。
と、いう主義のもと、無記帳で家計運営される人もいます。
お話しによれば、実際に貯められているそうです。

収入>支出
という関係に自然となっているわけです。

では、全く意識せずにそのような状態になるのでしょうか。
これは、かなり難しいと言えるでしょう。
無計画にお金を使っても余るほど、収入が支出より多い。
このような定義のもとでないと、なかなか余剰金は出ないでしょうね。

なぜなら、人は、収入レベルになれてしまいます。
その結果、支出も当然引き上がる。
ようは、生活レベルが収入に合わせてあがっってしまうわけです。
すると、当然ながら、貯蓄は厳しくなりがち。

これを、記帳なしで無計画のザル家計にてコントロールしていくとなると、その方が大変ではないのかと思います。
仮に、貯蓄ができているとして、その蓄えが、将来必要な資金の確保ができているのかも不安です。
必要資金の確保
このために、貯蓄をするわけですから、適当な金額が貯まったからと言ってOKなわけではありません。

昨年度よりも貯蓄額が増えているからと言って、手放しに万歳かといえば、違いますよね。
黒字ならOKではないのです。

繰り返しになりますが、大事なのは、必要資金の確保です。
目的を明確にしないと、ザル家計でいいのか否かも答えは出ませんよね。
まずは、わが家にとって将来必要になるお金を割り出すといいでしょう。
現在の貯蓄ペースでその資金が賄えるのかどうか。

将来に必要な資金の例です。
教育費(大学資金)、リフォーム、建て替えなどの住居用資金、車の買い替え費用、お墓など葬儀費用。
老後資金もありますね。

必要資金の中には、将来のためのお金と、緊急資金があります。
緊急資金とは、病気になった時の医療費や、離職時の生活費補填、災害時の生活一時金などです。
これらを備えておくことも大事です。

現在の貯蓄を、わが家の必要資金へ割り振ってみましょう。
ここまで行えば、ご自身でいろいろと判断がつくことでしょう。

家計簿を付けなくてもお金が貯まっている。と、思っていたその貯蓄額は十分だったでしょうか。
現在のままのザル家計で安心だと判断できたでしょうか。
将来の不安は解消されているでしょうか。

もし、不十分であると判断したら、家計簿生活のスタートをおすすめします。
とはいえ、無策で家計簿生活を始めても、挫折する可能性が高いものです。
家計管理の方法を学んでからトライすると効率的でしょう。

貯蓄は時間を味方にする必要があります。
一日でも早く、スタートするといいですね。