ファイナンシャルプランナーの苦手ゾーン


バームスコーポレーション杉山明さんの提供しているキャッシュフロー表FP-MIRAI。
機能拡張とのことで、開発会議に参加させていただきました。

家計簿をキャッシュフローに反映させる。
が、テーマでした。

※写真提供 バームスコーポレーション

キャッシュフローとはなにか?ですが、読んだまんまで大丈夫です。
お金の流れ。
今の家計に将来のイベントなどを加味して、どのような財産状態になっていくのかをシミュレーションするものです。

あくまでも、シミュレーションですから、必ずそうなるとは限りません。
しかし、家計改善やイベントの見直しなどの改善点を考えるには大変役に立つアイテムです。

将来的に資金がショートするのではないだろうか?
いわゆる、老後貧乏になるのでは?
こんな、不安を見える化していくことが可能です。

キャッシュフローを作るためのソフトが各種ありますが、弊協会(家計管理推進協会)では、家計簿インストラクターさんへは、FP-MIRAIを推奨しています。

主要数字を入力するだけで、ある程度計算できるソフトもあります。
しかし、CF作成によって家計管理のキモを学ぶことができますから、考えながら作ることのできるこのソフトは、家計管理力を付けるのに適しているのではないかと考えています。

家計簿をCFに反映させるにあたって、大きな問題は「先取り貯金をどう定義するか」でした。

幣協会での先取り貯金の定義は、「将来のイベントを叶えるための貯金」です。
すると、計画・予算・逆算が必要になります。
簡単に言えば、5年後に150万円必要であれば、60カ月という期間で月2.5万円積み立てていく必要があります。
必要な資金をその時までに貯めていくために、収入から先に確保するお金を先取り貯金と定義しているわけです。

しかし、収入から無理のない金額とか、10%とか、そういう定義で捉えている人もいます。
この場合は、その金額に設定すればいいから、楽です。
と、いうのは、前者の場合は、将来叶えたいイベントにかかる費用を割り出さなければならないからです。

いつ
何のために
いくら

ここを明確にしないと金額が割り出せない。
すると、キャッシュフローに組み込めない。

では、後者の定義で挿入していくのかとなれば、弊協会としては賛成しかねます。
何のために行う貯金なのか?
ここが明確でないのであれば、極論ですが、貯金しないで今使ったほうがいいよね?
将来のイベント達成を叶えられる今の家計つくりが大事だよね?
そんな家計管理論を持っているからです。

簡単に言えば、先の5年後の150万円を、無理のない貯金額として月5,000円ずつ行っても、
達成することができないからです。
150万円の夢を縮小するか、時期の変更か、見送りなどをしなければなりません。
これでは、人生における満足度が下がってしまいます。

そんなこんなを考えてみたら、キャッシュフロー作成ソフトを定型化して作るのって難しいなと感じました。