住宅ローンを見直しても家計が楽にならない理由

住宅ローンを見直すことによって、総支払額のボリュームが減ることがある。
いわゆる、住宅ローンの借り換えだ。

仮に残債が2,500万円で残期間19年8カ月年としよう。

利率を3.5%から1.09%(平成29年7月フラット35金利一例)へ借り換えると、月返済額は146,688円→121,444円へ削減できる。

総返済額では約700万円変わる。
(※諸費用は試算に未計上)

月額25,000円の削減は大きい。

しかし、その削減した部分をきっちりと貯蓄に回せている家計はどのくらいあるのだろうか。

返済期間中にその削減した部分をきちんと貯蓄していければ、約700万円貯まることになる。
完済後のリフォーム資金くらいにはなる。

と、いうものの、そういう家計にはなかなかお目にかからない。

次のような理由が主なものだろう。

支出が減った分、新たな支出に消えているケース。
もともと赤字家計のため、赤字幅の縮小に充てられるケース。

後者のケースをみていこう。
住宅ローンや生命保険を見直したいと思う時は、多くは家計が苦しいときである。
と、いうことは、始めから家計にとってはオーバーローンだった可能性が高い。

購入時に将来の支出増を見込まなかったために、年数を経て家計を圧迫することになったのだ。

こういうケースでは、家計全体を見直していく必要がある。
なぜなら、住宅ローンを借り換えたら家計が救われると思い込んでいる人は少なくないからだ。

住宅ローンをも含めて、家計を組みなおしていかなければならない。