食費節約のコツは底値買いでも特売買いでもない!ムダ3か条を知って無理なく食費カット

食費の節約は、買ったものを食べきること

一般社団法人家計管理推進協会 家計簿インストラクターのおおきです。

手許でやりくるお金の中では、食費のお悩みはダントツに多いですね。

贅沢しているわけではないのに食費が高く、どうしたらいいのかわからないと訴えます。

今回は食費の節約を考えたら行ってほしいファーストステップについてご紹介していきます

ちなみに令和3年の食費の平均額は約8万円(※)です。

総務省家計調査報告家計収支編令和3年

※YouTube動画
●まだ削れる食費

 

家計簿の費目一覧:食費はどこまで細分化する?管理しやすい分類のコツ

 

 

食費の節約は廃棄ロスをなくすことから

日本独特の季節“梅雨”がもうすぐやってきますね。

ジメジメしてあまり好まれない季節かもしれません。

しかし、食費の節約がなかなか出来ない人には無理なくトライできる素晴らしい季節でもあります。

食費の節約といえば 次のようなものが代表的でしょうか。

 

▶安い食品を買う

底値買いをする

スーパーをハシゴする

特売の利用

 

続けるためには、気合と根性と買い物にかける時間が必要になります。

ワーキングママや幼児のいるママ、高齢者、車社会の郊外居住などにとってはハードルが高いと言えます。

そこで、梅雨の間に練習してみる価値のあるのが、食品の廃棄ロスを減らすことです。

食費を節約するなら作りすぎに気を付ける

食品の廃棄ロスとは、食べられるのに食べられずに捨てられたものをいいます。

食卓に出した料理を食べ残した主な理由は次の通りです。

(農林水産相平成21年度食品ロス統計調査報告・複数回答)

 

▶料理の量が多かったため…71.7%

食事をとらなかった人がいたため…11.2%

味が良くなかったため…10.5%

 

食べられずに捨てられた食品の多くは「過剰な量だった」と、いえます。

簡単に言えば、作りすぎですね。

食費の平均額は月8万円!わが家の食費予算はいくらに設定すべき?

食費のムダを減らす3カ条

そこで、作りすぎなどで捨てないよう食品の廃棄ロスを減らす三カ条(農林水産相平成21年度食品ロス統計調査報告)をご紹介します。

 

▶買いすぎない

使い切る

食べきる

 

いわゆる、買ったものは食べること。

これだけなら、なんとか出来そうではありませんか?

家計簿の書き方、項目、種類など成功する家計簿のお悩みを一挙解決します

わが家でも、ときおり水ができってしまったもやしや、使いかけで干からびたショウガが冷蔵庫から発見されます。

▶ブヨブヨになったトマト

▶いつ開栓したかわからないコチジャンなどの調味料

このような食べずに捨ててしまう食材を、

使い切る。

を意識するだけでも、食費削減に2割貢献できるそうです。

食費を減らす雨の日の買い物のメリット

食品ロス3か条を実践するには、梅雨シーズンは適しています。

雨の日の買い物には、大きなメリットがあるからです。

その理由は次の通り

 

▶片手は傘をさしている

徒歩

 

このような条件下では、持てる量に限りがありますから、当然買い物の量は減ります。

▶安いからついでに買っておこう

▶特売だから買いだめしておこう

という行動が減りますよね。

車で買い物へ行く人は、雨だから特別に量を減らすという感覚は持ちにくいので、回数を減らすことで調整してみてください。

歩ける範囲にお店があるようでしたら、この時期は徒歩で行くこともおすめします。

さらに、梅雨の特典として、雨足の激しい日は買い物に出るのが億劫に感じることです。

“冷蔵庫の中のものでなんとかしちゃおう”と、創意工夫を自然と行う人が増えます。

これは、冷蔵庫内の食品を使い切るにはとても役に立ちますね。

“食費を節約しよう”と思えば思うほど、疲れてしまいます。

無理せず、かつ、自然環境にも優しい食費の節約手段の一つ食品の廃棄ロス

今年の梅雨は廃棄ロスを意識して生活をしてみませんか?

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この記事を書いた人

FPおおき
1級ファイナンシャルプランニング技能士
家計簿歴36年の家計簿FP(ファイナンシャルプランナー)